かながわの景勝50選
昭和54年に選定された、神奈川県の代表的な景勝地50選です。絶景巡りに出かけてみませんか?
※景勝50選は、昭和54年に選定以降、改定・更新は行っていないため、掲載内容が現況と異なる場合があります。
(今後、改訂・更新の予定はありません。)
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三溪園(横浜市)京都や鎌倉などから移築した古建築が巧みに配置され、梅・桜・藤・蓮・紅葉など四季折々の自然美が趣を添える、広大な日本庭園。都会的な都市である横浜にいながら、緑あふれる古都の世界を感じることができます。シルク貿易で財を成した原三溪が造園したもので、国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟と、歴史的な価値の高い建物が点在しており、なかでも三重塔が山の上に建つ姿は見事です。無料のガイドボランティアに園内の見どころを案内してもらうと、より三溪園を深く知ることができるでしょう。園内では景観を愛でながら、水鳥や猫に出会えることも。歩き疲れたら、茶屋や食事処で一服し、大池を眺めながらお抹茶をいただくのは至福の時間です。横浜駅や桜木町駅、元町・中華街駅、根岸駅からバス1本で、街から好アクセスの「国の名勝」を、ぜひ訪れてみてください。
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野島の夕映(横浜市)横浜市の最南部にある平潟湾の入口に浮かぶ、「野島」という島にある公園です。江戸後期に活躍した、浮世絵師歌川広重によって描かれた、『金沢八景』の中の『野島夕照(のじまのせきしょう)』(野島の漁師村に夕焼けが映えている様子を描いた錦絵)で有名な地域です。海抜57mの野島山を中心に、展望台、バーベキュー場、キャンプ場、野球場などの施設があり、展望台からは、横浜の海はもちろん、房総半島や富士山を臨むことが出来るでしょう。そのほか、横浜市指定有形文化財である旧伊藤博文金沢別邸や野島貝塚など歴史を感じることのできるスポットがあります。
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県立東高根森林公園(川崎市)川崎市宮前区に位置し、川崎市内唯一の県立公園です。神奈川県の天然記念物のシラカシ林や、弥生時代の集落跡である東高根遺跡(古代芝生広場)があります。また、園内には花の見どころも多く、湿生植物園など季節に応じた自然の歳時を見ることができます。
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観音崎(横須賀市)横須賀市の東端、観音崎は岬全体が公園として整備されています。公園内には房総半島を一望できる観音埼灯台や、砲台跡などの歴史的遺構、観音崎自然博物館や横須賀美術館などの多様な施設があります。1年を通して散策でき、夏はバーベキューや磯遊びを楽しむことができます。
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荒崎(横須賀市)凸凹の特異な地形の岩石に松が自生し、奇岩青松の海岸に波しぶきが白く砕ける様は見事な色の調和を見せ、その景観はすばらしい。
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大楠山の展望(横須賀市)山頂では房総の山々、三浦半島の全容、伊豆の連山、富士、丹沢山、時には遠く筑波山あたりまで見渡せる眺望のすばらしい地である。
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秋谷の立石(横須賀市)
海中に突き出た凝灰岩の巨岩の後にぼんてんケ鼻の岩場に松が自生し、相模湾をへだててその後方に丹沢、箱根、伊豆の連山さらに遠く富士を含めた景観は絵画的な素晴らしさである。
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塚山公園(横須賀市)横須賀港を望む高台にある、最も古い県立公園の一つ。園内には約800本の桜があり、見頃となる3月下旬~4月上旬には多くの人で賑わいます。周囲の山々が桜色で染まった景色は圧巻で、「かながわの景勝50選」にも選定されています。公園に隣接する国指定史跡の安針塚では、徳川家康の外交顧問として活躍していたイギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績をたたえ、毎年4月に「三浦按針祭観桜会」が開かれます。※塚山公園の正式な漢字は塚が旧字体。
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油壺湾(三浦市)紺碧に澄んだおだやかな海面、あたりの木々の緑が映った景観がすばらしい。
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盗人狩(三浦市)昔、追われた盗賊が崖の下をみたときそそり立つ絶壁と逆巻く波に思わず足がすくんで動けなくなり、簡単に捕まってしまったという言い伝えから名づけられたと言われています。かながわの景勝50選に選定されています。
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剱崎(三浦市)剱崎の岬に建つ剱埼灯台は、慶応2年(1866年)に建造され、関東大震災後に再建されました。灯台脇から歩道を下れば、美しい岩礁地帯があり、周辺の磯だまりでは、海の生物も観察できます。 かながわの景勝50選に選定されています。
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稲村ケ崎(鎌倉市)稲村ケ崎とは、由比ヶ浜と七里ヶ浜との間にある岬で、景勝地として有名です。かながわ景勝50選にも選ばれており、夕日の美しいスポット。朝焼けの時間もおススメです。 江の島も見える湘南らしい風景で、天気によっては富士山を見ることができます。
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鎌倉十王岩の展望(鎌倉市)十王岩磨崖仏近くに作られている展望台からの鎌倉の緑の山並と遠く八幡宮、段葛、二の鳥居と海の展望が美しい。
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長尾峠(箱根町)仙石原高原の湿原と鏡のような芦ノ湖の湖面に浮かぶ船の眺望、富士の雄姿もすばらしい。
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秋の仙石原高原(ススキの原)(箱根町)秋の仙石原高原はあたり一面、風に波打つススキの原となる。台ヶ岳バス停から仙石高原バス停の間の道路から台ヶ岳斜面にかけて見渡すかぎり、ススキの原が続く。ススキの中には小さな道があり、手軽なハイキングが楽しめる。
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大涌谷(箱根町)鼻を衝く硫化水素の臭いと、剝き出しの地面から立ち上る白煙、枯れ果てた木々…まるで異世界に降り立ったような光景が広がるのが大涌谷。江戸時代までの呼称「地獄谷」の名にふさわしく、噴煙と熱泥のたぎる荒涼とした地です。箱根ロープウェイでの空中散歩で大涌谷へアクセス可能です。早雲山から大涌谷、姥子、桃源台まで約25分、ロープウェイに乗って上空から見る箱根の大パノラマは絶景です。富士山、芦ノ湖、そして空中から見下ろす大涌谷、噴煙の中を進むのは手に汗握る体験です。活発な火山活動を間近で体感できる「大涌谷自然研究路」は、2015年に起きた噴火のため立ち入り禁止されていましたが、2022年から事前予約制で約40分間の引率入場が再開されました。硫黄の匂いが立ち込める中、噴煙地帯を約700m散策できます。閻魔台という温泉池で作られる大涌谷名物「黒たまご」は、1つ食べると7年寿命が伸びるという言い伝えがあります。大涌谷駅の近くには「箱根ジオミュージアム」があり、箱根火山・温泉について学ぶことができます。
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大観山の眺望(箱根町・湯河原町)大観山は湯河原と箱根の境にあり、富士山や芦ノ湖を眺めることができます。富士山を好んで描いたと言われる横山大観にちなんで、「大観山」と名付けられたと言われています。
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真鶴岬と三ツ石(真鶴町)岬の先端に浮かぶ岩礁「三ツ石(みついし)」がシンボルの真鶴岬。相模湾に向けて突き出た岬は、美しい朝焼けとともに日の出を拝めるスポットとして知られています。岬周辺は樹齢350年以上といわれるクロマツをはじめ、クスノキやシイなどの原生林が生い茂っています。海岸沿いに広がる三ツ石海岸まで歩いて降りられるため、潮干狩りや磯遊びを楽しむことができます。干潮時は三ツ石まで渡れる磯の道が出現します。複合施設「ケープ真鶴」では、お土産の購入や喫茶の利用が可能です。
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大山山頂(伊勢原市)頂上からは、よく晴れた日は秩父、多摩、筑波山までも見え、また、眼下に広がる相模平野のむこうには相模湾、三浦、房総、伊豆、天城の連山から箱根連峰、富士までの眺めは雄大である。
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丹沢湖(山北町)丹沢湖は自然の環境を大切にした美しい湖で、湖畔からは富士山の眺望、春の桜、秋の紅葉など四季折々の自然が楽しめます。湖畔には丹沢湖誕生の歴史を学べる「丹沢湖記念館・三保の家」などの施設があり、ボート、サイクリング、釣り、キャンプなどが楽しめます。
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洒水の滝(山北町)洒水の滝は「日本の滝百選」、またその水は「全国名水百選」に選ばれている名瀑です。その姿は三段からなり、その落差は一の滝69m、二の滝16m、三の滝29mという豪快な滝です。毎年7月第4日曜日の滝祭りでは、僧侶などが滝への道を掃き清める名瀑おろしの儀式が行われ、観光客の安全を祈願します。
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八菅山と八菅神社(愛川町)眼下の中津の清流、相模の大地の眺望がうっそうと茂る木立の中にある八菅神社の荘厳さがすばらしい。
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丹沢札掛のモミの原生林(清川村)高さ20mを越えるモミも巨木が群生し、ところどころにモミジ等の落葉樹が点在し、特に新緑及び紅葉期が美しい。
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小倉橋周辺(相模原市)相模川に架かる道路橋です。美しいアーチ型の橋は、城山のシンボルであり、「かながわの景勝50選」、「神奈川の橋100選」、「相模川八景」にも選ばれており、さらに「推奨土木遺産」にも認定されています。 夏には「灯ろう流し」や「ライトアップ」などがあり、そのレトロな姿とも相まって、夏の夜に幻想的な美しさを浮かび上がらせます。
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城山(築井城址)(相模原市)海抜375mの古城址で、津久井湖を眼下に臨み、相模平野の眺望がすばらしく、頂上には石碑や池(宝ケ池)がある。
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嵐山からの相模湖(相模原市)山頂からは満々と水をたたえた相模湖の全景が見おろせ、遠くに起伏した甲斐の山々を望み、四季の景観はすばらしい。東海自然歩道の一部。
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陣馬山(相模原市)富士をはじめ丹沢、道志、秩父、多摩、相模湖、関東平野などの眺望がすばらしい。
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無量光寺(相模原市)時宗の開祖・一遍上人のゆかりの古刹です。自然美あふれる境内は、「かながわ景勝50選」にも選ばれており、一遍上人が自身の木像を掘った際に身を映したとされる池もあります。