定泉寺の境内にある「田谷の洞窟」は、鎌倉時代から存在したと伝えられる巨大な人工洞窟。全長約 570メートル上下三段の複雑な構造で、日本では類を見ない巨大な素掘りの人工地下空間です。どうやって造ったのか等、未だに解明されない謎を孕んだ神秘的な場所となっています。
蝋燭を手に地下空間に足を踏み入れると、内部は暗くて静か。供僧がお経を唱えながら掘り進めたノミの跡が残り、通路の壁面や天井には曼荼羅、十八羅漢、刈萱道心の仏教説話など約250点の美しいレリーフが彫られています。
「田谷の洞窟」は通称で、正式名称は田谷山瑜伽洞(たやさんゆがどう)。真言密教の修行窟で、今も修行のための空間です。四国お遍路の88観音像の写し霊場として開かれており、この洞窟を歩くことで全国の霊場を巡礼したことと同じご利益が得られるとされています。
田谷の洞窟(定泉寺)たやのどうくつ(じょうせんじ)
蝋燭を手に摩訶不思議な洞窟の中へ
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基本情報
住所 | 神奈川県横浜市栄区田谷町1501(定泉寺内) |
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電話番号 | 045-851-2392 |
ウェブサイト | http://taya-josenji.jp/ |
アクセス | JR大船駅西口観音側・神奈中バス「戸塚バスセンター行」 洞窟前下車してすぐ |
営業時間 | 拝観時間 午前九時より午後四時三十分まで(午後四時受付終了) |
休業日 | 年中無休 (豪雨・地震災害等、参拝者に危険が及ぶと判断した日は閉洞) |
料金 | 拝観志納料 大人 四百円 / 中高生 二百円 / 小学生 百円(保護者同伴のみ受付) |
※情報は変更されている場合があります。各公式サイト等にて最新の情報をご確認ください。
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