旅のプランニング


お役立ち情報


このサイトについて

横浜市鶴見区内の花めぐり散策【歴旅コラム】

横浜市鶴見区内の花めぐり散策【歴旅コラム】

かながわの花の名所100選 三ツ池公園

  • 三ツ池公園 池の周囲には桜が満開に咲く
鶴見区の桜の名所、県立三ツ池公園は「日本の桜名所100 選」に選定されているところで、春には花見で県内外からも多数の人がお見えになるところでもあります。

この公園の見どころは、約70種1600本の桜が2~4月にかけて咲くことです。また、春以外にも一年を通して花を見ることができます。そして、何といっても三ッ池が江戸時代の溜池で周辺の田畑を潤しており、そのままの池の形で整備され今日に残っていることが素晴らしいと思います。

それ以外にも公園内は史跡が多数あり、散策には申し分のない場所でもありますし、また「かながわ探鳥地」50選にも選ばれ、多くの野生の鳥が観察できます。
  • 馬場花木園 池一面に蓮の花が咲く
さらに、鶴見の谷戸には、鶴見区民自慢の花の名所である「馬場の花木園」があります。園の中心に茶室があり、池のまわりに山野草、竹林など、四季折々に花が咲く純和風の庭園で、訪れる人を和ませてくれます。

かつて谷戸であった水の流れを利用して、菖蒲園があったところですが、その後、横浜市が買い取り、整備して出来た園で、古民家も特定景観形成歴史的建造物に指定され、2年半かけて土台を直し、屋根を葺き替えて、2019年11月に修復されてオープンしています。

その近くには、かつての入江川だった場所を整備し、下水処理がされた水を流す人工の小川が流れる、せせらぎ緑道として蘇らせた場所があります。そこは、生活道路を兼ねた遊歩道が整備されており、小川沿いに暮らす方々が四季の花々を植えて楽しんでいて、誰でも通ることができて四季折々の植物や花を愛でることができる緑道となっています。

宝蔵院 五色の椿

  • 宝蔵院 源平五色の椿(3月下旬から5月上旬が見頃)
この緑道の近くには宝蔵院というお寺があり、そこにある樹齢600年以上の源平五色の椿は、全国唯一の五色に咲き分ける椿として有名であり「かながわの名木100 選」に選定されています。

境内には、名水として知られている湧き出る霊泉もあり、他にも見どころが満載の寺でもあります。

鶴見川沿いの風景

  • 鶴見川の遊歩道に咲く花々
次に、鶴見を代表する一級河川でもある鶴見川を紹介します。昔の暴れ川と言われた姿は無く、その川沿いには遊歩道が整備されていて、穏やかな流れが桜並木や草花と相まってゆったりした散歩コースとなっています。

鶴見区内には、横浜トリエンナーレの前身である第3回横浜彫刻展における入賞作品11点が鶴見駅を中心に設置されていて、その内の5点が鶴見川に架かる潮鶴橋近くの遊歩道脇の広場にあり、通る人々の目を留めさせています。

京浜工業地帯の一角には、鶴見線の浅野駅で降りてすぐ傍にある入船公園があり、鶴見に住む沖縄の方々が中心に、2016年からウチナー祭が行われています。観客動員数も過去7万人を数える大イベントとなっていて、2020年は10万人を目指していましたが、残念ながらコロナ禍の影響で中止となってしまいました。それでも、多くの方の声に応え、沖縄県人会実行委員会はオンライン開催を実施しています。
  • 入船公園 色とりどりのチューリップ

この入船公園は、春になると桜とチューリップの花が咲き誇り二重奏を奏でてくれますので、鶴見にお越し頂ければ、皆さまを「めんそーれ」と温かく迎えてくれることでしょう。

写真提供:鶴見鉄道倶楽部 橋沢高広氏

記事提供:鶴見みどころガイドの会

(記事公開日:2020/12/18)

当サイトでは利便性の向上のため、Cookieを使用しています。
サイトの閲覧を続行した場合、Cookieの使用に同意したことになります。
詳細はクッキーポリシーをご確認ください。