山川の幸で楽しませてくれるグルメタウン~あつぎ【食のコラム】

山川の幸で楽しませてくれるグルメタウン~あつぎ【食のコラム】

戦後、養豚業が発展し、市内に食肉センターがあり、新鮮な肉が供給される厚木は「B1グランプリ」のシロコロをはじめおいしいホルモン、「100年フード※」の豚漬け、世界大会「IFFA3位入賞」のハム・ソーセージ、あつぎ温泉郷の伝統料理いのしし鍋などおいしいお肉の猛者ぞろいです。 もうひとつ、厚木は相模川、中津川、小鮎川の三川が交わり、その鮎は江戸時代幕府にも献上されました。鮎かつぎ人夫は「かつぎ歌」を歌いながら生鮎を天秤棒に担いで夜通し江戸の鮎問屋まで走って運び、江戸っ子の舌を楽しませました。

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「あつぎ観光ボランティアガイド協会」より寄稿いただきました。

文化庁100年フード~厚木のとん漬け

とん漬のルーツは江戸時代末期にさかのぼります。現在の厚木市内にあった荻野山中藩で人寄せのとき、料理が足らなくなりました。そこで猪の肉に味噌を塗って焼いて出しました。当時は四つ足の獣の肉を食べることはタブーだったので、何の肉かわからないよう味噌を塗ったとか。これが好評だったのがはじめといわれています。現在は上質の豚肉を各店自慢の味噌に漬け込んだもので、店それぞれの個性が出るので食べ比べもお薦めです。豚漬けは味噌をつけたまま焼くのが”味噌“!焦げるにおいが抜群に食欲をそそります。

※100年フードとは
●地域の風土や歴史・風習の中で個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化
●地域において、世代を超えて受け継がれ、食された食文化

ホルモン激戦地、だからうまい!~厚木のホルモン

本厚木駅は道を歩くとホルモンにあたる、ホルモン激戦地!市内の食肉センターから新鮮な豚肉が手に入る厚木ならではのソウルフードです。 シロコロでフィーバーした大腸のほか、小腸が自慢の店、たれに工夫を凝らす店それぞれ自慢の一品を競い合います。街を歩くとジュ=シーな匂いに思わず、お店にふらふらと。一度食べれば病みつきになります。

あつぎ温泉郷の冬の風物詩~いのしし鍋

昭和の初めからあつぎ温泉郷で提供しているいのしし鍋はいのししの肉と野菜を味噌で煮込む秋から冬にかけての定番の鍋。温泉と鍋で体の芯から温まるあつあつグルメです。 低カロリーながらコラーゲンたっぷりの鍋とトロっとした高アルカリ美肌の湯でダブル効果も期待できます。湯宿でお湯に浸かり、美食を楽しむ。静かで、贅沢な里のひと時です。

江戸時代から厚木の名産~鮎

昔から厚木といえば鮎。相模川を泳ぐ鮎は厚木のシンボルです。市内の飲食店で鮎料理を楽しめるほか、厚木あゆ種苗センター(神奈川県内水面漁業協同組合)は中津川の伏流水で育てた鮎をその場で購入できる養殖センターです。活魚、鮮魚、冷凍のほか、大型の鮎を使った脂ののったひらきや口の中でほろほろと崩れるやわらかさの甘露煮もお求めいただけます。

厚木あゆ種苗センター
046-281-7852

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「あつぎ観光ボランティアガイド協会」より寄稿いただきました。
  • 神奈川県PRキャラクター かながわキンタロウ
    神奈川県PRキャラクター かながわキンタロウ
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