湯河原の美味しい水から生まれる出来立て豆腐~十二庵~【食のコラム】

湯河原の美味しい水から生まれる出来立て豆腐~十二庵~【食のコラム】

箱根火山の南麓にある湯河原の水道は、降雨量の多い箱根外輪山にその水源がある二本の河川、千歳川と新崎川の表流水、伏流水、湧水であり、水は豊かで清冽で、多くの皆様から『水が美味しい』と高い評価を得ている。この美味しい水を使い、町おこしに資することを志し、16年前に起業した湯河原の「十二庵」の豆腐は、湯河原の食として高級旅館でも使用されており、2022年には豆腐の製造で最高の農林水産大臣賞の栄誉を勝ち得た。

十二庵 店舗・製造所
湯河原町宮上42-17
0465-43-7750
https://12an.jp

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「湯河原観光ボランティア」より寄稿いただきました。

こだわりの国産大豆と湯河原の水を使った豆腐のメニュー

イートインスペースの看板メニュー「できたてとうふ御膳~特別」は、ガラス越しに見える製造所で作ったばかりの豆腐に湯葉や小鉢がついていて、味わうだけでなく目でも楽しめる一品として人気がある。豆腐の濃厚な味はそのままでも美味しいが、おすすめは添えてある塩をかけると甘さが更に増し深い味わいとなる。
土日祝日は朝8時から営業しているので、朝食としての利用客も多く行列をなすこともある。 ショップスペースには、お土産に人気の各種豆腐、湯葉、どうなつ(豆乳とおからを使った焼ドーナツ)等があり、町おこしの一環として、他店の湯河原の名産も提供している。

移動販売車で町内巡回~出発前の積み込み~

地元の買い物難民の役に立ちたいという起業目的から、交通不便な地区への移動販売を毎日実施している。移動販売車には肉屋など地元の他業種と連携した品揃えで、名物の豆腐などを販売している。 お馴染みの豆腐屋ラッパが鳴り始めると心待ちにしていた住民が三々五々集まり、ひと時の住民交流の場にもなっている。まさに町おこしそのものである。

町立湯河原美術館内のカフェでランチ

明治時代から湯河原温泉には多くの文人墨客が訪れ温泉文化が作られた。赤レンガ造りの町立美術館はかつての湯河原温泉を代表する老舗旅館「天野屋旅館」本館で、竹内栖鳳、安井曾太郎、平松礼二をはじめとした湯河原に縁のある画家の作品が展示されている。 以前から館内には喫茶だけの施設があったが、十二庵がプロデュースして「MUSEUM CAFE and garden」としてレトロでおしゃれな雰囲気に生まれ変わり、店舗のイートインとは趣の違ったヘルシーな豆乳や豆腐製品を使ったカフェランチを提供して喜んでいただいている。美術館の庭園に面したテラス席には足湯もあり、静かな庭を眺めながらお茶を楽しむことも出来る。

町立湯河原美術館
https://www.town.yugawara.kanagawa.jp/site/museum/

MUSEUM CAFE and garden
https://www.yugawara.or.jp/gourmet/421/

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「湯河原観光ボランティア」より寄稿いただきました。
  • 神奈川県PRキャラクター かながわキンタロウ
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    ※情報は変更されている場合があります。各公式サイト等にて最新の情報をご確認ください。

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