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「おじぞうさんもなか」が大人気!菓匠 栗山【歴旅コラム】

「おじぞうさんもなか」が大人気!菓匠 栗山【歴旅コラム】

東海道の休憩場

江戸時代、早朝に日本橋を出て、東海道四番目の保土ヶ谷宿場街 から五番目の戸塚宿までに行く途中、初めての難所といわれた権太坂が旅人を待ち受けていた。一番坂、二番坂と越えて尾根伝いをやっとの思いで通りぬけた旅人を待っていたのは、富士の山と大山山麓、見下ろす先には海が見渡せる絶景スポット、境木の立場(休憩場)であった。

そこは、お地蔵様の鎮座する地蔵堂を中心に、立場茶屋では牡丹餅、焼餅などが売られ、さわやかな風と松並木が、旅人の汗と疲れをひと時忘れさせたことでしょう。

その歴史がそのまま現在にもつながっていて、地蔵堂の近隣に境木商店街があり、そのなかに、菓匠「栗山」がある。店前では気さくな奥様が気持ちよく対応してくれる。

歴史にちなんだ創作和菓子、季節の上生菓子等の銘店である。
季節の上生菓子

いくつかご紹介すると、全国菓子博大臣賞を受賞した「境木おじぞうさん もなか」、神奈川県指定銘菓となっている「品濃一里塚」、保土谷名産のジャガイモに因んだ「男爵様」、「権太坂」、「芋侍」、「横浜カステラ」、横浜の港に浮かぶ月をイメージした「浜の月」、権太坂の名前からとった「ごんた餅」と多数ある。

なかでも、おすすめは「権太坂」と「境木おじぞうさんもなか」である。

「権太坂」

  • 「権太坂」
保土ヶ谷の坂といえば権太坂。 急こう配の深い緑の坂道をモチーフに、お抹茶のふわふわで柔らかい蒸しあげた生地で、しっとりとした特製小倉あんを挟んでいる。柔らかくて食べやすく、幅広い年代に喜ばれている。浮世絵が時を超え、昔へといざなう粋なつくりの包装である。

「境木おじぞうさんもなか」

  • 「境木おじそうさんもなか」
栗山さんといえば、「おじぞうさんもなか」というほど大人気の和菓子。「さかいぎ」という文字と、お地蔵様の姿をあしらった皮の中身は、あんの違いがあり、黄色い包みが備中産大納言の小倉あんで、緑色の包みが栗の入った白あん。どちらも、ぎゅうひの程よい食感が味わえる。金運、商売繫盛の境木地蔵尊の御利益があるようにと、店主の願いが込められている 。

Column

菓匠 栗山
住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区境木本町1-33
電話:045-713-2515
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜日
webページ:http://www.wagashi-kuriyama.co.jp

記事提供:NPO法人 保土ヶ谷ガイドの会

(記事公開日:2021/2/26)

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