小田原名産といえば、かまぼこですが・・・【食のコラム】
小田原は古くから沢山の魚が獲れました。新鮮な魚を運ぶのが困難だった箱根の温泉宿に保存性の高い蒲鉾が重宝されるようになったのが小田原蒲鉾の始まりといわれています。東海道五十三次最大級の宿場町小田原宿に泊まり、蒲鉾を味わった大名たちが評判を高め、職人たちがさらに競うように品質向上に励んだことで小田原蒲鉾は有名になりました。
※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「NPO法人小田原ガイド協会」より寄稿いただきました。
観光スポット『かまぼこ通り』
かまぼこ通りは小田原駅から海へ向かい徒歩15分。かつて魚市場があったこともあり、かまぼこ店だけでなく干物屋、鰹節屋、和菓子屋、飲食店などが軒を連ねています。 小田原かまぼこはお店ごとにこだわりがあり特徴があります。揚げたてのさつま揚げなどを買って食べ比べをしながら日本遺産箱根八里に認定されたかまぼこ通り散策をお楽しみ下さい。
千利休以来の大茶人・益田孝が愛した老舗蒲鉾店「籠清」
創業1814年。海沿いの漁師町に本店を構える「籠清」は原材料の魚にこだわり、かまぼこ作りに欠かせない良質で豊富な水を求め続け老舗の味を受け継いでいます。小田原の老舗商家の特徴である「出し桁造り」の豪壮な建物も必見の価値があります。小田原市の歴史的建造物に指定された建物の軒先に掲げられた看板に「加古清」と書かれた文字は三井物産創始者・小田原近代三茶人のひとり益田孝の筆によるものです。是非訪れて老舗の佇まいを感じてください。
鈴廣かまぼこの命「箱根百年水」
鈴廣かまぼこは1865年小田原代官町で魚商の副業として始まりました。小田原の水は箱根・富士・丹沢で育まれた地下水です。蒲鉾作りの命は「水」です。その最適な水が風祭の地に湧き出ていたのです。この素晴らしい水をお客様に供する場所を作りたいと現在の風祭の地にあらたに居を構えたのです。今もその水は湧き続け、「箱根百年水」と名付けられ守り続けられ、天然素材を使用し、化学調味料や保存料を一切使わない身体に優しいかまぼこ作りに使われています。家族で楽しめる「かまぼこの里」はドライブ旅行の立ち寄り先に最適です。
※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「NPO法人小田原ガイド協会」より寄稿いただきました。
※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「NPO法人小田原ガイド協会」より寄稿いただきました。



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