例年1月14日前後に行われるセエノカミサン(道祖神)の火祭り。国重要無形民俗文化財に指定
されています。大磯の各町内で実施され、南下町(坂下・浜之町・大泊・子の神)、北下町(中宿・
浅間・大北)、長者町、山王町の9地区のセエトバレエが規模が大きく、北浜海岸で盛大に行わ
れます。セエトバレエの火で焼いたダンゴを食べると風邪をひかない、燃やした書初めが高く舞
い上がると腕が上がる、松の燃えさしを持ち帰って屋根にのせておくと火事にならないといわれ
ています。
サイトに火がともされたのち、褌姿の若衆が、仮宮を海に引き入れます。若衆は浜方(はまかた)
と陸方(おかかた)に分かれて綱を引き合い、必ず陸方が勝ちます。
左義長前の数日間は、下町通り等の御仮屋に子どもたちが籠り、太鼓をたたくなどして賑やかに
過ごします。地元の人々は、道祖神(セエノカミ)さんにお参り(ナナトコマイリ)をします。