最優秀賞

天上の華
「天上の華」(横浜みなとみらい) 吉 田 裕 輔 さん

講評  多重露光でたくさんの花火を表現し、中心の打ち上げ花火の軌跡が時間の流れを捉えていて、
 とても美しい写真です。
 画面の隅々まで計算され、魅力のある作品に仕上がっています。

優秀賞

月明かりの立石海岸
「月明かりの立石海岸」(横須賀市・立石海岸) 米 尾 暢 人 さん

講評  月と岩と松、三角形のとても良いバランスの向こうに、ひかえ目に富士山が顔を出しています。
 早朝の絶好のシャッターチャンスを捉えた作品です。
 自然の崇高さが表現されています。


紅の祈り
「紅の祈り」(伊勢原市・大山寺) 佐 藤 光 隆 さん

講評  紅葉の鮮やかなインパクトとお地蔵さんのバランスが絶妙です。
 色だけの表現になりがちな紅葉も、歴史を感じ、物語性のある作品に仕上がっています。


The year-end年末の輝き
「The year-end年末の輝き」(藤沢市・江の島) 稲 垣 祐 伊 さん

講評  来年に向けて素晴らしい未来を予感させる、楽しい写真です。
 黄金点にタワーを配置できて、より立体的な表現になっています。



佳作

霧の朝
「霧の朝」(清川村・宮ケ瀬湖畔園地)  青 木 房 雄 さん

講評  朝焼けの良い時間帯を捉えた作品です。
 斜光による木々の影の伸びも効果的で、宮ヶ瀬湖畔の雰囲気がよく表現されています。


お城への帰路〜夏のお散歩〜
「お城への帰路〜夏のお散歩〜」 (横浜市・みなとみらい) 稲 垣 祐 伊 さん

講評  メルヘンの世界に引き込まれるような写真です。
 遠景の赤レンガも、ほど良い歴史感を出すことに一役買っています。
 絵画的で重くならない構図と色合いが素晴らしいと思います。


ひかりの街横浜
「ひかりの街横浜」(横浜市・みなとみらい)  じゅじ さん

講評  シンプルな色合いの表現の中に青い光のリフレクションで動きを感じさせる作品です。
 画面の左側にポイントを置いたことで、右側の空間に想像性を与える効果が生まれました。


審査員奨励賞

三浦諸磯からの富士
「三浦諸磯からの富士」(三浦市・諸磯ヨット係留港) 木 屋 幸 夫 さん

講評  青の単一色の中で、富士山に掛かる雲と水平線、海の映り込みによるグラデーションが効果的で、
 ヨットと富士山、映画のポスターの様な一枚に仕上がっています。


毛嵐の朝
「毛嵐の朝」 (藤沢市・鵠沼海岸) 馬 場 博 之 さん

講評  鵠沼海岸の気象条件を理解しないと撮影できない作品です。
 荒々しい毛嵐と、神々しい朝焼けの空、シルエットで浮かぶ江の島が、とても良いバランスです。
 手前の砂浜の映り込みを入れたことで、臨場感のある作品に仕上がりました。


波静かな秋の光景
「波静かな秋の光景」(相模原市・宮ケ瀬湖)  松 本 良 人 さん

講評  中央の湖に映る雲、秋の穏やかな風景に、手前の紅葉の赤が非常に効果的です。
 レンズの選択により、画面の外にまで想像力が広がる作品に仕上がりました。


【総 評】

 皆さんの作品を通して、改めて県内に写真の被写体として魅力的な場所が多く、都会・自然・海・山・湖・歴史・人など、
多種多様であると感じました。全体的にレベルが高く、甲乙つけがたい作品が多くありました。
 カメラを通して、光の美しさ、画面自体の美しさを表現している作品が多かった中で、今回は、まず場所の魅力が伝わ
ることを前提に、レンズの選び方、構図、時間帯の選択などにより、作者の意図がはっきりとしている、より高い表現力
のある作品が受賞となりました。
 写真には視覚的に魅力を伝える、表現する力があります。
 これからも皆さんの感性で写真を通じて神奈川の魅力を発信していただければと思います。

総評・講評:箱根写真美術館 館長 遠藤 桂 氏

 箱根写真美術館ホームページはこちらから