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バックナンバー

昔のくらし 今のくらし

2012年02月29日

「昔のくらし 今のくらし」
「昔のくらし 今のくらし」

川崎市市民ミュージアムでは、原始古代から現代までの豊富な収蔵品をもつ当館の強みを活かして、人々のくらしを生活道具の移り変わりから辿り、工夫を凝らして紹介する展覧会「昔のくらし 今のくらし」を開催しています。
特集展示として社会的にも関心の高まっている「防災」や夏と冬を快適に過ごすための先人たちの知恵や工夫に注目した展示コーナーと、石臼や足踏みミシン、つるべ井戸など、昔の道具を実際に体験できるコーナーを設けています。
また、会期中は昔ながらの道具を使った体験イベントや、防寒ニット制作ワークショップなどの関連イベントを開催しています。

 

結城天童回顧展

2012年02月29日

「南国の譜」
「南国の譜」

昭和を代表する日本画家の一人である結城天童(1913-2011)は、昭和20年から川崎市多摩区宿河原に居を構えて、多摩川の風景を描くなど多くの作品を制作しております。
昭和42年に東方美術協会を創立する一方で川崎市美術展の発展に力を注ぎ、昭和49年には川崎市文化賞を受賞しました。
また、数多くの作品が川崎市に寄贈され、市役所をはじめ、市内の施設や学校などに展示されています。
本展覧会では、昨年5月に98歳で亡くなられた結城天童の回顧展として、市内各所の作品を一堂にご覧いただくとともに、氏の代表作の一つである川崎大師の平間寺障壁画を37年ぶりに一般公開いたします。

●関連イベント
学芸員によるギャラリートーク
◇日   時:毎週土曜日 13:00 ~

●結城天童略歴
大正  2年 山形県村山市生まれ
昭和11年 川端龍子に師事
昭和20年 川崎市多摩区の宿河原に住む
昭和27年 青龍社社人となる
昭和42年 東方美術協会を設立
昭和49年 川崎市文化賞受賞
昭和50年 紺綬褒章受章
       川崎大師平間寺の障壁画完成
平成23年 98歳で逝去




 

TPAM in Yokohama 2012

2012年02月17日

TPAMは舞台芸術の国際的プラットフォームです。

プロフェッショナルのネットワーキングを通じて舞台芸術の分野における活動の向上・発展を目指すディスカッションやプレゼンテーションと、時代に応答する舞台芸術作品を発見・紹介するパフォーマンスを中心に構成された「出会いの場=ミーティング」です。

3/11から約一年。地震・津波による災害と原子力発電所の事故は、生存の条件と社会の構造の根底を揺るがしています。TPAM in Yokohama 2012は、舞台芸術がその根底に深く関わるものであるとの信念に基づき、この状況への応答となることを目指して開催しています。

 

弥生時代のかながわ-移住者たちムラと社会の変化-

2012年01月10日

かながわの遺跡展「弥生時代のかながわ-移住者たちのムラと社会の変化-」
かながわの遺跡展「弥生時代のかながわ-移住者たちのムラと社会の変化-」

今から約2,200年前の弥生時代中期中頃、小田原市の低地に突如大規模な集落が出現しました。
本格的な稲作農耕技術を携え近畿地方から移住してきた開拓者たちが深く係わったムラ、中里遺跡です。
その後、南関東全体に本格的農耕集落が次々出現しましたが、後期になると神奈川県域では遺跡数が激減します。
しかし、三浦半島の先端にある三浦市赤坂遺跡は、海を通じた他地域との交流を背景に大規模な集落を維持し続けました。
また、綾瀬市神崎遺跡は、遺跡数が激減した時期に、現在の愛知県東部から静岡県西部地域より訪れた入植者のムラであることが分りました。
本展示では、この3遺跡を中心に県内各地の遺跡の出土品を紹介し、かながわを舞台とした人々の移住・交流と社会の変化を解説します。

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綾瀬市神崎遺跡出土壺 綾瀬市教育委員会蔵>



 

印象派の行方―モネ、ルノワールと次世代の画家たち

2012年01月06日

クロード・モネ《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》  1900年 油彩・カンヴァス ポーラ美術館蔵
クロード・モネ《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》  1900年 油彩・カンヴァス ポーラ美術館蔵

ポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山)では、 2012年1月21日(土)から2012年7月8日(日)までの間、
企画展「印象派の行方―モネ、ルノワールと次世代の画家たち」を開催します。

自然や都市に身を投じ、自らの眼に映る世界を明るい色彩で生き生きと描き出した、フランス印象派の画家たち。
そのグループとしての活動は長くは続かず、1870-1880年代の10年余り、計8回の展覧会をもって終焉を迎えます。
しかし、彼らの試みの波紋は大きく、同時期のセザンヌやゴーガン、スーラらの革新的な絵画も、
印象派の内部や周辺から生まれたものでした。

印象派の画家のなかでも、20世紀へといたる長い画業の最後まで探究を続けたのが、モネとルノワールです。
ふたりの画家は19世紀末に評価を確かなものとしますが、老境に入ってもなお貪欲に制作に取り組むなかで、
ボナールやマティス、ピカソら、新進の前衛画家の称賛を受けていたことは、あまり知られていません。
このことは、モネとルノワールの画業のたゆまぬ発展を物語ると同時に、印象派に対する後年の評価を考えるうえで、
興味深い事実です。

モネとルノワールは印象派展以後、どのように制作を展開していったのか―。
20世紀の画家たちは、ふたりの先達に何を見出していたのか―。
約60点の出展作品により、次世代のまなざしから見えてくる「印象派の行方」をうかがいます。

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クロード・モネ《サルーテ運河》
1908年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵



 

1月2日は無料入館日 2012年─お正月は家族で美術館へ行こう!!

2011年12月28日

フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》1890年
フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》1890年

印象派の巨匠の作品が一堂に会する美術館

2012年、ポーラ美術館は、開館10周年を迎えます。
総数約9,500点のコレクションの中核は、19世紀フランス印象派やエコール・ド・パリなどの西洋絵画400点であり、また日本の洋画、日本画、東洋陶磁、日本の近現代陶磁、ガラス工芸、化粧道具なども多数収蔵し、大変幅広いコレクションとなっております。
優れた作品と、美しい緑の自然、そして光に満ち溢れた建築空間が織り成す美の世界をお楽しみください。

当日アンケートにお答えくださった方30名様に抽選で、ポーラ美術館オリジナルカレンダーをプレゼントいたします。

※駐車場は有料(¥500)です。
 あらかじめご了承ください。

 

箱根ジオパークをめざして ―箱根・小田原・真鶴・湯河原の再発見!―

2011年12月22日

箱根火山は、世界的に有名な火山です。多様な火山が存在する火山の博物館とも呼ばれる一方、城・砦、街道、温泉など多くの歴史的見どころもあり、また、豊かな自然にも恵まれています。
ユネスコが支援するジオパーク活動に、箱根がふさわしい場所であることに着目した箱根町、小田原市、真鶴町、湯河原町と、神奈川県、民間事業者、NPO、観光施設などは、箱根ジオパーク推進協議会を設立し、平成24年度に日本ジオパーク認定を目指しています。この企画展では、箱根の魅力を、箱根ジオパーク構想を基に紹介いたします。

 

シルキークリスマス Yokohama Silky Christmas

2011年12月20日

シルキークリスマスの画像
シルキークリスマスの画像

シルク博物館(横浜市中区)では、昨年に引き続いて今年の冬も、シルクの不思議や素晴らしさを知っていただくため、
東京農業大学や関東学院大学のみなさんのご協力をいただき、シルキークリスマスを開催しています。
楽しいクリスマスのひと時を、シルク博物館で過ごしてみませんか。

◇展示内容
・シルクで装うクリスマスツリー(シルクセンター正面玄関、博物館ホール、)
・蛍光絹糸を用いたウェディングドレス(農業生物資源研究所 所蔵)
・シルクの過去・現在・未来の展示(協力:東京農業大学 12/23に製品販売)
・クリスマスデザインの横浜スカーフの展示(協力:関東学院大学)
・「かいこの観察記録展示」(蚕を飼育した幼稚園児、小学生の作品)
 
◇イベント  (いずれも参加には博物館入館料が必要です)
・かいこの観察ワークショップ (小学校中学年向け内容・当日申込)
 12/24(土)、25(日)
 各日午前10時~10時30分、午後1時~1時30分(各30分間)
 ルーペを使ったかいこの観察、簡単な実験を行います

・着物の試着体験と記念撮影 (成人女性向け)
 12/24(土)、25(日) 12/24,25は入館無料です
 各日午前10時~11時30分、午後1時~3時
 きものを着て写真撮影をし、クリスマス風台紙でプレゼントします。

・抽選でシルク製品のプレゼント
 12月23日(金・祝)~25日(日)
 抽選でシルクスカーフなどをプレゼントします

◇メインイベント
 12月23日(金・祝)午後1時から シルク博物館ホール 12/23は入館無料です
  ・午後1時~1時30分、午後6時~6時30分 ミニ・コンサート
  演奏 横浜シティオペラ

 ほかにも、コーラス、マジック、プレゼント抽選などイベント盛りだくさん。
 詳細はお問い合わせください。
 
 ◇同時開催
  シルキークリスマスの会期中、シルクセンター内でシルク製品等のバーゲンを開催予定です。
 詳細はお問い合わせください。

 

ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト ─ 写真、絵画、グラフィック・アート―

2011年12月13日

《ウェスト・ヴァージニア州、スコッツ・ラン、オウマ》1935 年、写真 Harverd Art Museums / Fogg Museum Gift of Bernarda Bryson Shahn
《ウェスト・ヴァージニア州、スコッツ・ラン、オウマ》1935 年、写真 Harverd Art Museums / Fogg Museum Gift of Bernarda Bryson Shahn

ニューヨークを舞台に活躍し、日本の美術・デザインに大きな影響を与えたアメリカの画家ベン・シャーン
(1898-1969)の20 年ぶりの回顧展です。
ベン・シャーンは、1898 年、バルト海に近いコヴノ(現在のリトアニアのカウナス)のユダヤ人家庭に生まれます。
1906 年にアメリカへ移住後、ニューヨークの石版画製作所で徒弟修業をしながら夜間高校や大学に通い、ヨーロッ
パ旅行を経て画家への道を歩みだしました。
1930年代、不況下のニューヨークで社会の不正義に対して声をあげた作品《サッコとヴァンゼッティ》シリーズが
注目されます。同じころ、ニューヨークやアメリカ中西部の人々の暮らしを写真に撮り、写真家としても活躍する
ようになりました。
その後のシャーンの活動は、絵画制作にとどまらず、ポスターや本の装丁にも及び、粟津潔や和田誠など戦後日本の
イラストレーターたち、阿部展也や麻生三郎、吉井忠などの美術家に大きな影響を与えました。
1960 年に来日した折には、何人ものアーティストがシャーンのもとを訪れています。
今回の展覧会では、ボストンのフォッグ美術館の協力を得て300 点近い写真画像を公開します。その多くが、シャーン
の絵画のイメージソースになりました。また、1960 年来日時にシャーンが撮影した写真を初めて展示します。
国内外からテンペラ、水彩、ドローイング、ポスター、版画、素描など数百点を集め、写真を含めた総展示点数が600点
におよぶ本展では、社会や人間の存在から目をそらさずに、伝えるべき何かを見失わなかったシャーンの、複数のメディ
アを行き交う展開がみどころです。

 

澁谷征司写真展 LETTERS:瞬きと旋律

2011年12月07日

“Coquelicot 2008”
“Coquelicot 2008”

彫刻の森美術館(箱根町二ノ平)では、澁谷征司の撮影による姉妹館・美ヶ原高原美術館の写真集「空と」とカレンダーを2011年に発行しました。
2012年1月1日には、同じく澁谷征司の撮影による彫刻の森美術館の写真集「森と」を発行します。
1年以上かけて箱根と美ヶ原の四季と彫刻を撮りおろした澁谷の写真には、光の輝きや空気の揺らめきまでが感じられるようです。
この写真集とカレンダーの発行を記念して、「澁谷征司写真展 LETTERS:瞬きと旋律」を開催します。
本展では、1997年の写真から未発表の新作までを展示します。
静謐な風景や人物の内面を捉えた独特な世界観に触れるとともに、澁谷のカメラを通して見た野外美術館の魅力も楽しんでいただけます。

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"Hakone 2010"


 

2011川崎フロンターレ展『挑』

2011年12月01日

川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区)では、川崎フロンターレの魅力を広く市民に伝えるとともに、
川崎のスポーツ文化を担うフロンターレのさらなる躍進を願って、「2011川崎フロンターレ展『挑』」を開催します。

本展では、フロンターレの2011年度の激闘の記録を、迫力ある写真や映像などで振り返りながら、
フロンターレが掲げた「Mind-1ニッポンプロジェクト」の名の下に行われた東日本大震災の復興支援活動など、
ピッチ外での活動も紹介します。

また、会期中は、選手や関係者によるトークショーをはじめ、さまざまなイベントを予定しています。
川崎フロンターレの魅力を堪能ください。

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(C) KAWASAKI FRONTALE

 

島田章三展

2011年11月21日

島田章三《はなかたちひとかたち》1983年 メナード美術館蔵
島田章三《はなかたちひとかたち》1983年 メナード美術館蔵

横須賀美術館では、平成23年11月19日(土)~12月25日(日)までの間、現代洋画檀を代表する画家、
島田章三(1933年-)の初期から現代までの仕事を通して、独自の絵画表現を確立してきた軌跡をたどります。

横須賀に生まれた島田章三は、12歳で敗戦を経験、戦後の混乱期に青年期を過ごし、やがて画家を志します。
東京藝術大学在学中の1957年に国画会に初出品した《ノイローゼ》では、原風景となる横須賀の荒地のなかに時代の不安感を抱えた人物像を描き出し、国画賞を受賞。
1967年には、明るい朱と緑の色面によって画面を構成し、光に満ちた空間のなかでの母と子の交歓の場面を描いた《母と子のスペース》で安井賞を受賞します。

さらにこの頃、新設の愛知県立芸術大学に絵画科の講師として招聘され、愛知県在外研修員としてヨーロッパ留学を経験します。
この留学中に島田は「キュビスムを日本人の言葉(造形)で翻訳」することを自らの課題として見出します。

その答えが、幾何学的に構成された日常的な情景に組み込まれた独自の人間像「かたちびと」です。
戦後日本の美術界は、海外から紹介された抽象美術の動向に大きく揺れ動かされましたが、
その中にあって島田は人間像にこだわり、具象絵画の新たな可能性を探求し続けてきました。

今回の展覧会では、油彩・版画・水彩・素描・陶器など約100点により島田章三の絵画世界をご覧頂きます。

 

特別陳列「鎌倉彫と眞葛焼」

2011年11月11日

特別陳列「鎌倉彫と眞葛焼」
特別陳列「鎌倉彫と眞葛焼」

鎌倉彫は、中世、鎌倉で活躍した仏師によって始められたとされ、近世以降には茶道具や文具・食器として広く好まれた漆工芸です。
中国から伝来した精緻な彫漆工芸品から影響を受けつつ、木彫漆塗の技法で独自の美を作り上げてきました。
眞葛焼は、開港後まもない横浜で宮川香山によって始められたやきものです。
明治時代以前から培われてきた製陶技術を背景に、西洋文化の吸収によって新しい美を身につけ、当時、海外からも認められました。
特別出品7件をまじえ、鎌倉彫、眞葛焼併せて約50点を展示。
神奈川県立歴史博物館コレクションの魅力をご紹介します。



鎌倉彫 牡丹文大香合 室町時代 神奈川県立歴史博物館蔵

 

「日米開戦70年 水木しげるの戦争と新聞報道」

2011年11月02日

ポスターデザインから
ポスターデザインから

1941(昭和16)年12月8日の日米開戦から70年。

日本新聞博物館では、この戦争で南方の激戦地・ニューブリテン島に送られ、
最前線で生き抜いた一兵士、漫画家の水木しげる氏が戦争をテーマに描いた作品と、
当時の新聞報道を展示する企画展を開催します。

水木氏は自身の戦場での体験を通じて、繰り返し作品の中で戦争の不条理、むなしさを語りかけています。
一方、新聞、号外、写真ニュースなど、当時の報道は、戦時とはいかなるものだったかを今に伝えます。


ひとりひとりの人間に戦争が何をもたらしたのか、皆様に改めて思いをめぐらせていただくきっかけになれば幸いです。



爆風にあおられ、必死で逃げた ©水木プロ

 

「ラリック ウィンターライト レビュー2011」

2011年10月28日

過去の展示風景 (窓の外にライトアップされた作品)
過去の展示風景 (窓の外にライトアップされた作品)

箱根ラリック美術館(足柄下郡箱根町仙石原)では、冬イベント「ラリック ウインターライト レビュー2011」を
2011年12月1日(木)~2012年3月31日(土)まで開催します。

ラリックから息子、孫娘へ。受け継がれた才能が生んだ作品をライトアップ

箱根ラリック美術館では、特別展示「ル・トラン」として、ラリックがガラスパネルで車内を装飾した
オリエント急行のサロン・カーを作品として公開しています。

この度のイベント「ラリック ウインターライト レビュー」では、華やかな車内に、この冬だけの演出を施しました。

交通網が一気に発達し、人々が自由と新たな空気を求めて、さかんに移動するようになった時代。
そんな1920年代に登場し、きらびやかに装った紳士淑女を乗せて走っていたのが、特別展示「ル・トラン」の車両です。

この車両は当初、南仏行きの特急列車「コート・ダジュール号」として運行され、
その後オリエント急行として活躍しました。

イベントでは、宵闇をイメージしたロマンティックな車内で、作品がほのかに浮かび上がっているかのように
ライトアップされます。

今年、煌めきながら空間を彩るのは、ラリックの息子と孫娘の作品です。
父ルネを助け、ラリック社の経営を切り盛りする一方で、デザイナーとしても腕を振るい、
より新しく現代的な作品を生み出していった息子のマルク・ラリック。

その娘、マリ=クロードも才能を色濃く引き継ぎ、祖父ルネや父マルク亡き後のラリック社でデザインを手掛けました。
今回は、これまでお見せする機会が少なかった才能豊かな二人の作品を展示します。

列車の旅華やかなりし時代にタイムスリップしたかのような空間の中で、ルネ・ラリックから息子、
孫娘へと受け継がれた才能の共演を、カフェを楽しみながらゆっくりと鑑賞していただけます。

さらに今回、ル・トランのデザートセットに「フォーチュン・ケーキ」を用意。
焼き菓子にフェーブと呼ばれる人形をしのばせ、切り分けて食べる時、当たった人が皆の祝福を受けるという
フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」にちなんだものです。

ケーキの下に美しいミューズが隠れていた方には、当館オリジナルポストカードをプレゼント。

 

松井冬子展-世界中の子と友達になれる-

2011年10月25日

《喪の寄り道》 2010年(平成22) 絹本着色、軸 180.2×164.0cm 個人蔵
《喪の寄り道》 2010年(平成22) 絹本着色、軸 180.2×164.0cm 個人蔵

横浜美術館(横浜市西区)では、現在その活動がもっとも注目される画家のひとり、
松井冬子(まつい・ふゆこ/1974年生まれ)の公立美術館における初めての大規模個展、
「松井冬子展-世界中の子と友達になれる-」を開催します。

松井は、日本絵画の古典技法の探求を通じ確かな画技を身に付け、
芸術表現が呼び起こす精神的肉体的な「痛み」を始点として、恐怖、狂気、
ナルシシズム、性、生と死などをテーマに発表を続けています。

本展では、代表的な本画の作品に加え下絵やデッサン、新作を加えた約100点によって、
松井冬子の全貌をご覧いただきます。

会期中には、松井冬子が初めてアートディレクションを手がける映像作品も
公開する予定です(2012年3月)。

 

「豊饒なる色彩―ウズベキスタンの布と器」

2011年10月20日

「豊饒なる色彩―ウズベキスタンの布と器」
「豊饒なる色彩―ウズベキスタンの布と器」

シルク博物館(横浜市中区)では、平成23年11月6日(日)まで、
特別展 ―平山郁夫シルクロード美術館コレクション―
「豊饒なる色彩―ウズベキスタンの布と器」を開催しています。
 

養蚕と絹は中国で発祥し、シルクロードを通って西はアジアやヨーロッパまた東は日本へと伝わり、
シルクロードにより東西の様々な文化交流が深まりました。

本展では、シルクロードの要として発展した中央アジアに位置するウズベキスタンの華やかで明るく
斬新な染織作品と色彩や模様において多様性を有している伝統ある陶器など平山郁夫シルクロード
美術館所蔵作品を展示紹介いたします。

また、平山郁夫画伯のシルクロードへの情熱とその足跡を辿るシルクロードのスケッチ画をあわせて
紹介します。

◆展示内容
◇ウズベキスタン等の染織作品 約43点
◇ウズベキスタンの陶器作品 約29点
◇平山郁夫シルクロードスケッチ素描
◇平山美知子旅のアルバム
◇講演等
   10月22日(土)平山美知子館長
◇試着コーナー
◇「シルクロードの十字路 ウズベキスタン  永遠に続く絹の道」
   一般財団法人ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金より特別出品作品

 

開館60周年 日本画 ザ・ベスト・コレクション

2011年10月13日

片岡球子 《面構 足利尊氏》 1966年 紙本着色
片岡球子 《面構 足利尊氏》 1966年 紙本着色

片岡球子、荘司福、山口蓬春の作品など、当館のコレクションより日本画の名品を紹介します。

「開館60周年 日本画 ザ・ベスト・コレクション」では、当館の日本画のコレクションを3期に分けて紹介します。
前期(10月22日‐12月4日)では片岡球子、中期(12月6日‐1月29日)では荘司福など日本美術院で活躍した女性画家の作品を
中心に明治以降の日本画の流れを辿ります。また、後期(1月31日-3月25日)では2004年度に寄贈された木下翔逅コレクション
の中から、両界曼荼羅や俵屋宗達の《狗子図》など鎌倉時代から江戸時代までの古画も展示します。
片岡球子は、戦後の日本画を牽引した女性画家の第一人者で、大胆な画風と革新的な歴史解釈によって多くの鑑賞者を魅了しました。
今回は、《面構 足利尊氏》(1966)など歴史上の人物を取りあげた面構シリーズや火山をモチーフにした風景画などの代表作を展示
します。また、片岡球子と同じく戦後の日本画を切り拓いてきた荘司福の作品では、初期の働く人々の姿をとらえた《群》(1961)
や平静心を風景に反映させていった《映》(1994)などを展示します。
このほか、当館のコレクションのもう一つの核である、戦後葉山で活躍した日本画家山口蓬春の下図・素描類も随時併せて展示します。


開館60周年記念 無料開館日

  11月17日(木)
 この日は、神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご観覧いただけます。

学芸員によるギャラリートーク

 10月29日(土) ・ 1月7日(土) ・ 3月3日(土)
 各午後2時―午後2時30分
 申込要・無料(ただし展覧会の観覧券が必要です)

先生のための特別鑑賞の時間

 11月12日(土) ・ 2月4日(土) 各午前10時-12時
 対象:小・中・高・特別支援学校の教員・職員
 申込みが必要です。
 ※詳しくはホームページをご覧ください。

 

川合玉堂展 ― 描かれた日本の原風景 ―

2011年10月13日

川合玉堂《秋晴》
川合玉堂《秋晴》

明治6年に愛知県に生まれ、岐阜で育った川合玉堂(1873-1957)は、円山四条派と狩野派を融合し、日本画壇において新たな境地を開拓しました。
若い頃から線や墨の表現を重視し、四季の自然を描いた郷愁あふれる風景画で名を高め、その後も、自ら目にする田園や山岳の風景に深い愛着を寄せ、
詩情豊かな、われわれの誰もが思い描く、懐かしい風景を描き出していきました。
本展は、近代日本画の大家である玉堂の仕事を振り返り、この画家が今の時代に残した風景象を探訪する大規模な回顧展となります。
玉堂の生涯を≪山水画の時代≫≪風景がの時代≫≪情景画の時代≫の三期に分け、代表的な作品によって紹介します。 
 

 ◇関連プログラム◇

  ◆講演会「川合玉堂の風景画の展開」

    講師:吉田俊英氏(豊田市美術館館長)

    日時:11月6日(日)午後2時~4時

    会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂

    申込不要、定員80名(当日先着順)、無料

  ◆学芸員によるギャラリー・トーク

    日時:11月11日(金)、11月18日(金)  各回午後2時~3時

    申込不要、無料(ただし「川合玉堂展」の観覧券が必要です)

  ◆先生のための特別鑑賞の時間

    日時:11月19日(土)午前10時~12時

    対象:小・中・高・特別支援学校の教員・職員

    申込みが必要です。詳しくはホームページをご覧ください。

 

 

 

 

シャルロット・ペリアンと日本

2011年10月13日

シャルロット・ペリアン《オンブル(影)》 1954 年 Photo Shizuka Suzuki
シャルロット・ペリアン《オンブル(影)》 1954 年 Photo Shizuka Suzuki

20世紀の建築とデザインに画期的な刺激をもたらしたシャルロット・ペリアン(1903-1999)は、巨匠ル・コルビュジエとその従兄ピエール
・ジャンヌレとの共同作業を経て、建築とインテリアに数々の優れた作品を残したフランスの女性デザイナーです。1940年の初来日以降、
たびたび日本を訪れたペリアンは、日本を愛し、また多くの日本人に愛されてきました。
今回の展覧会は、戦前戦後を通じて日本のでデザイン界に多大な影響を与えたシャルロット・ペリアンと日本の関係に注目しながら、
彼女の仕事の今日的意義をさぐります。 

 

虚舟―私たちは、何処から来て、何処へ行くのか

2011年10月04日

細江英公《異種間の交合―岡本太郎》2005年 岡本太郎美術館にて
細江英公《異種間の交合―岡本太郎》2005年 岡本太郎美術館にて

このたび岡本太郎美術館では、岡本太郎生誕百年記念展「芸術と科学の婚姻 虚舟(うつろぶね)
―私たちは、何処から来て、何処へ行くのか」を開催します。

この展覧会は、戦後の旗手、大野一雄、岡本太郎、澁澤龍彦、土方 巽、三島由紀夫を、
画家・篠﨑 崇と写真家・細江英公の手により表象した作品と、
9人の現代作家の科学を視野に入れた制作を展示するとともに、
その背景としての「宇宙」「脳」「細胞」という3つの分野の最先端の研究成果を、
国立天文台、東京大学数物連携宇宙研究機構、理化学研究所などの気鋭の研究者から
多大なご協力を得て、大画面の映像でご覧いただこうという、思い切った試みです。

 

出品現代作家
粟野ユミト、岩崎秀雄、植田信隆、杉本博司、多田正美、銅金裕司、戸田裕介、
能勢伊勢雄、藤本由紀夫

 

宇宙
宇宙の始まり・見えないものをどうイメージするか。


人間たらしめるもの・脳研究の多様さ、深さをどう見るか。

細胞
私たちをいかすもの・細胞の仕組みをどう解き明かそうとしているのか。

 

描かれた不思議 トリック&ユーモア エッシャー、マグリット、国芳から現代まで

2011年09月28日

日常生活や美術を鑑賞する中で、私たちは五感のうちでもとくに「目」を使っています。
しかし、美術作品の中には、その「目」をまどわす多様な仕かけが多く存在します。

本展では、江戸時代に描かれたあそび絵や鞘絵、20世紀に入りシュルレアリストたちが描いた不可思議な世界、
幅広い展開を見せる現代美術作家やデザイナーの作例を国内外問わずご紹介いたします。

鑑賞者をまどわせて楽しませるという単純な関係を超え、絵画そのものへの問いを提示する作家も多く存在し、
仕組まれた仕かけにまどわされ、思わず笑ってしまったとき、
私たちはそれまで抱いていた視覚や美術に対する既成のイメージに気づき、
ものの見方や考え方を新たにすることとなります。

小中学生のためのクイズやだまし絵キットなども用意し、大人だけでなく子どもも楽しく鑑賞できる内容となっています。
斬新なアイデアから生み出された作品をぜひ会場でお楽しみください。

 

二見彰一 版画展

2011年09月15日

アクティテントによって幻想的な世界を生み出してきた版画家、二見彰一。その40年におよぶ画業を約100点の作品から通観します。

 二見彰一は(1932~)は、日本のみならずドイツを中心にヨーロッパで活躍する銅版画家です。大阪で生まれた二見は、大阪を拠点に同版画を制作していましたが、その後、東京を経由することなく、そのままドイツなどの西洋諸国で創作活動を続けて行きました。その西洋への誘惑から生じた心の高まりは、作品上に詩情豊かなリリシズムを吐露することになります。アクアティントの技法を駆使した二見特有の銅版画は、青を基調にしたロマンティックなイメージを生み出しており、見るものを幻想的な世界に誘います。本展は、当館所蔵による二見彰一の版画約400点のうち約100点を選んで、彼の芸術の初期から近年に至るまで40年に及ぶ画業を通観する展覧会です。   

 

開館60周年 近代の洋画 ザ・ベスト・コレクション

2011年09月15日

神奈川県立近代美術館 鎌倉では、開館60周年を記念して「近代の洋画 ザ・ベスト・コレクション」を開催したします。

1951年11月の開館時に所蔵品のない美術館としてスタートした神奈川県近代美術館は、60年の時を経て、約10,000点の所蔵作品を数えるまでになりました。ジャンルでいえば、その所蔵品は、油彩画だけではなく、日本画、彫刻、水彩・素描、さらには版画に至るまで多岐にわたっています。そうした中で、開館当初から現在に至るまで一貫して所蔵に努め、展覧会を通して研究に励んでいるのが、日本近代の洋画の分野です。近代洋画の父ともいうべき高橋由一の油彩画が描かれる明治から大正を経て、神奈川県立近代美術館 鎌倉が開館する昭和26年つまり1951年までの近代洋画の歴史を、当館の所蔵作品を通して通観することで、多くのみなさまに日本近代洋画の豊饒なる世界を味わっていただきたいと思っております。

 今回の展覧会では、所蔵作品の代表作約80点を前期・後期に分けて展観します。80年に及ぶ日本近代洋画のダイナミックな流れをご堪能ください。

 

 

開館60周年 現代美術の展開 ザ・ベスト・コレクション

2011年09月15日

このたび、神奈川県立近代美術館 葉山では「開館60周年 現代美術館の展開 ― ザ・ベスト・コレクション」を開催いたします。

 第二次世界大戦が終わってから65年余を経た今日、日本国内の現代美術館は、さまざまな展開を見せながら、新たな歴史を築きあげてきました。それ以前の絵画や彫刻の流れを受け継きながらも、既存の美術館にあきたらず、新しい自らの芸術を探求しつつけてきた画家や彫刻家たち。戦後から現在までの美術の流れを概観し、そしてひとつひとつの作品をじっくり見ていくと、そこからはさまざまな事柄が浮かび出し、多様な思考や感覚の世界が広がっています。

 

 

 

平山郁夫と東京藝大の流れ

2011年09月02日

箱根芦ノ湖 成川美術館(足柄下郡箱根町元箱根)では、平成2392日(金)~1213日(火)までの間、企画展「平山郁夫と東京藝大の流れ」を開催します。
故・平山郁夫は、シルクロードの画家としての高名のほかに、東京藝大学長、日本美術院理事長をつとめ、日本画壇を牽引しながら数多くの個性豊かな後輩を育成するなど、美術教育者としての功績も偉大でした。
現代日本画の大河、その本流を展望する展覧会です。

 

秋を想う~秋を描いた名作を中心に~

2011年09月01日

箱根芦ノ湖 成川美術館(足柄下郡箱根町元箱根)では、平成2392日(金)~1213日(火)までの間、企画展「秋を想う~秋を描いた名作を中心に~」を開催します。
成川美術館を代表する名作とともに、秋をモチーフとした力作・秀作を多数セレクトした美術の秋にふさわしい展覧会です。
出展作品は、松尾敏男、田淵俊夫、山本丘人、堀文子、近藤弘明、岡信孝、牧進、関口雄揮、吉澤照子、森田えり子他となります。

 

斎正機 新作個展 記憶ノ散歩ノ色

2011年09月01日

箱根芦ノ湖 成川美術館(足柄下郡箱根町元箱根)では、平成2392日(金)~1213日(火)までの間、企画展「斎正機 新作個展 記憶ノ散歩ノ色」を開催します。
日本画の新世代を独走する俊英・齋正機は1966年生まれ。
詩情豊かな明るい色彩と、染め上げたような画肌は、童画風の装いをとり、一見素朴ですが、実は多彩な造形実験に富んでいます。

画家にとって美術館では初めてとなる新作個展です。

 

特別展「竹と民具-竹とともに暮らす-」

2011年08月31日

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酒器と盃(京都府)武蔵野美術大学美術館・図書館 蔵

私たちが日常生活に使用してきた伝統的な民具の多くは、
木をはじめとして竹・藁・石など身近にある素材を利用して作られてきました。
中でも竹はカゴやザルをはじめとし、
生活のさまざまな場面でその特性を巧みに活かして利用されてきました。

しかし、生活様式の変化やプラスチック製品の普及によって、
竹製の民具の多くが私たちの生活から消えていきました。
本展覧会では、カゴ・ザルをはじめ、稈(かん・茎が中空のもの)を利用した道具、
節を利用した道具、弾力性を利用した道具など、先人たちが竹の特性を活かして生み出した
さまざまな「竹の民具」を紹介し、竹とともに暮らしてきた日本人と竹とのかかわりを見直そうとするものです。

学芸員による展示解説は、9月18日・10月9・23・30日の各日曜日13時30分から行います。
事前申し込みは不要です。









 

特別展「神田日勝 北の大地から-馬と歩んだ画業」

2011年08月31日

 神田日勝は昭和12年(1937)東京に生まれ、昭和20年(1945)拓北農兵隊として北海道鹿追町に入植しました。自らを"画家である、農民である"とはっきり区別し、厳しい肉体労働に従事しながら、32歳の若さで亡くなるまで描き続けました。身近なものをモチーフに選び、特に生活を支え暮らしを共にした馬の作品を多く手がけました。

 本展では、処女作(痩馬)をはじめ、代表作(室内風景)や絶筆とされる「馬」、そして首都圏では初公開となる小作品など、油彩・素描あわせて約40点を展覧いたします。
また、道民の暮らしを助けた農耕馬についても紹介します。

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室内風景 1970年 北海道立近代美術館蔵


 

ラリック×ジュエリーデザインアワード2011 特別展示企画

2011年08月10日

箱根ラリック美術館では、独創的で優れたジュエリーを発信する場として、社団法人日本ジュエリー協会(JJA)が毎年開催している
「JJAジュエリーデザインアワード」、今年の受賞作品33作品、75点を10月15日(土)より11月23日(水・祝)まで箱根ラリック美術館
企画展示室にて展示します。
大好評だった昨年に引き続き、今回は二度目の開催となります。
ルネ・ラリックの芸術性あふれた空間の中で、現代のジュエリストの作品がラリックの作品と饗演します。

ルネ・ラリックは、ガラス工芸の巨匠として知られていますが、当初はジュエリー作家として活躍しました。
ダイヤモンドやルビーなどの貴石だけではなく半貴石やバロックパール、七宝などを用いて、斬新で詩的な着想で宝飾品をデザイン。
モダン・ジュエリーの先駆者とも言われています。

受賞作品が展示される期間、それらに関連したラリック作品が登場。
テーマ部門「パールジュエリー」にちなんで、ラリックの代表作ペンダント/ブローチ「冬景色」が展示されます。
バロックパールを効果的に取り入れた作品の中央には、ガラスパネルに並木が浮世絵のように描かれています。
そして、その風景を縁取る金のフレームには、日本原産のカラマツとも見てとれる植物が刻み込まれ、
ほのかに日本の美が感じられる作品です。
他にもラリックのジュエリー時代渾身の一作、ゴブレット「ケシ」など展示されます。

ジャポニスムの影響を受け、独自の感性やアイデアで宝飾を芸術の域まで高め、新しい時代を築いたルネ・ラリック。
日本固有の美しい文化と伝統を背景に、未来を築きゆく日本の新鋭ジュエリスト。
箱根ラリック美術館で、時代を超えた美のコラボレーションがお楽しみいただけます。


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ルネ・ラリック作 ゴブレット「ケシ」 1895年


<昨年の受賞作品>


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日本ジュエリー大賞・経済産業大臣賞
第1部門 技術賞


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厚生労働大臣賞


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東京都知事賞
日本真珠振興会会長賞


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日本ジュエリー協会会長賞
  

出展作品 ルネ・ラリックの作品
        ペンダント/ブローチ「冬景色」 
        ゴブレット「ケシ」   など
       JJAジュエリーデザインアワード2011受賞作品
       33作品、75点

主   催 社団法人日本ジュエリー協会
       箱根ラリック美術館

 

夏休みイベント「ラリック先生と遊ぼう! 虫の自由研究」

2011年08月05日

箱根ラリック美術館では、夏休みイベント「ラリック先生と遊ぼう! 虫の自由研究」を9月30日(金)まで開催しています。
このイベントは、箱根ラリック美術館で初めて開催されている子ども向けイベントです。

イベント概要
ラリックの作品にはチョウ、ハチ、トンボ、そしてフンコロガシなどたくさんの虫が登場します。
昆虫の足先までもおろそかにせずに描き込み、またオスかメスかも判別できるほどきっちりと特徴を捉えていて、
ラリックの観察眼はまさに" 昆虫博士"と呼べるほどのレベルの高さです。

今回のイベントでは、ラリックが愛した自然や昆虫の世界を展示で《見て》、ミュージアム・ツアーで《聞いて》、
ワークショップで《作って》など五感で楽しめる企画が満載。
夏休みの自由研究にもぴったりの" おもしろくてためになる" イベントです。


イベント内容

展示
ラリックの昆虫モチーフ作品と合わせて、展示室のいたる所に昆虫の標本を展示します。
作品と見比べながら、ラリックの愛した自然や昆虫の世界をより深く知ることができます。
子どもから大人まで楽しめる、見応えのある展示です。


ミュージアム・ツアー(週数回予定)
イベント期間中は、昆虫の話題がぎっしり詰まったミュージアム・ツアーを開催します。
ラリックの昆虫作品について解説するだけでなく、ツアーのハイライトでは、美術館の庭に出て、
ラリックの作品にも多数登場するスカラベ(フンコロガシ)を実際に観察していただきます。
箱根ならではの豊かな自然の中で、作品と実物を合わせてお楽しみいただけます。

スペシャル・ミュージアム・ツアー(月数回予定)
ミュージアム・ツアー特別版として、箱根ビジターセンターの昆虫研究家、須田淳氏を招き、
ラリック作品に描かれた昆虫や、箱根でも見ることができる虫について、専門家ならではの視点でくわしく解説していします。

ワークショップ
イベント開催中は、オリジナル昆虫グッズを作るワークショップを開催します。
展示室でじっくり観察したラリックの昆虫作品をイメージして、自分だけのオモチャ作りにチャレンジできます。
ゆったりと飛ぶ「蝶の妖精」を作るプログラムなど、親子で参加できるワークショップです。

お勉強ノート
箱根ラリック美術館に来たお子様たちに大好評のワークシート「お勉強ノート」。
その"昆虫バージョン"が登場しています。
「お勉強ノート」を片手に展示室を巡っているうちに、自然と虫の観察もできてしまう、すぐれものアイテムです。

関連イベント
併設の「カフェレストランLYS(リス)」、雑貨のセレクトショップ「ショップPASSAGE(パッサージュ)」でも
関連イベントを開催しています。
"虫"にちなんだグッズやクラフト体験、料理やスイーツなど盛りだくさん用意しています。
また、緑豊かな庭園では、夏の植物を間近で見ることができ、散策中には自然に飛び交う昆虫たちを観察できるかもしれません。
(カフェレストランLYS、ショップPASSAGE、庭園のみ利用の場合は、入館料はかかりません。)

 

福田繁雄大回顧展

2011年08月04日

グラフィックデザイナー・福田繁雄 初の大規模回顧
日本を代表するグラフィックデザイナー・福田繁雄(1932-2009)。
彼のアイデアや視覚のトリックは、見たこともないような新しいユーモアの感覚を喚起させるもので、
今なお新鮮な驚きを私たちに与えてくれます。

今回の展覧会は、1950年代から2000年代に至るまでの半世紀余りにわたる福田繁雄の平面作品200点、
立体作品200点余りを一挙に紹介し、全貌を振り返る初めての大規模な回顧展となります。

福田繁雄は、198811月に開館した川崎市市民ミュージアムの設立に際し、準備委員のひとりとして
美術館の礎作りに尽力した人物でもあります。
とりわけその理念形成において、「ユーモア」や「笑い」ということの大切さを説きました。
当館内の逍遥展示空間に制作された「トリック・オブジェ」と呼ばれる彫刻作品《200120022003...〔時間〕》(1988年)は、
過去から現代、現代から未来へと変容する時間のイメージを、人間味あふれた形で表現したユーモアとウィットにとんだ作品であり、
当館に足を踏み入れた誰もが最初に眼を奪われる大型のオブジェです。
また、寄贈された数十点のポスターも貴重なパーマネント・コレクションとなりました。

 

生誕100年 人間・岡本太郎展【後期】

2011年08月03日

1911226日に生を受けた岡本太郎は今年で100歳を迎えました。これを機に、岡本太郎の人間性の幅の広さを検証します。
様々なジャンルの人たちと交流した様々な顔をもつ「人間・岡本太郎」そのものを紹介します。
「美術」という枠を超え、前衛芸術家として各領域を越境しながら活動した岡本太郎。

さまざまなジャンルの人たちと岡本太郎との接点をたどりながら、交流のあった人々との関わりを、
作品・資料・映像等で紹介し、生き生きした岡本太郎像を展示のなかで浮かび上がらせようという試みです。
展覧会は、前期・後期の2期に分けて行い、前期は岡本太郎と実際に会い、活動をともにした人たちを紹介しました。

後期は岡本太郎の影響を受け、岡本太郎の精神を継承する人たちを中心に紹介します。

 

-後期の主な出品・資料と人物たち-

 

建 築 ・・・・・・・・・・・           丹下健三(旧都庁舎の壁画資料、映像等)、坂倉準三(記念館の図面)他

写 真 ・・・・・・・・・・・           荒木経惟(写真集「TARO愛」の写真)、佐内正史(「対照ガイド」の写真他)

思 想 ・・・・・・・・・・・          G・バタイユ(映像「文学と悪」を語る)、M・エリアーデ(映像「宗教と芸術」を語る)、
                  「M・モースの肖像」岡本太郎のフランス語によるインタビュー他

文 学 ・・・・・・・・・・・          花田清輝、安部公房ら「夜の会」について語る美術評論家・瀬木慎一(映像)、
                  岡本敏子が語る岡本太郎(映像)他

美 術 ・・・・・・・・・・・          池田龍雄、北代省三、篠原有司男、横尾忠則らの作品を展示、ヤノベケンジ「太陽の塔乗っ取り計画」、
                  タナカカツキ「引き裂かれて舞う布」「太郎園」の映像他

映 画 ・・・・・・・・・・・          吉田喜重「日本脱出」の中で描かれた岡本太郎のガラス絵、新藤兼人、
                  島耕二「宇宙人東京に現わる」の中のパイラ星人(岡本太郎デザイン)の再製作他

岡本家 ・・・・・・・・・・     岡本一平画、岡本かの子書の「かの子観音像」、中村メイコが語る岡本太郎(映像)、
                  岡本かの子の衣服他

大 衆 ・・・・・・・・・・           田中角栄、三浦雄一郎らの映像やCMの中の岡本太郎(映像)


同時開催

常設展「生誕100年、あっぱれ太郎 歓喜のシャーマニズム」展

会期:201177日(木) ~ 925日(日)

 

「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」

2011年07月20日

ポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山1285)では、好評開催中の「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」の会期を2011年9月4日(日)までの予定から2012年1月15日(日)へ延長することになりました。

少女や裸婦、猫を描いた画家として親しまれているレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)は、およそ60年にわたる長い画業のなかで、自画像をはじめとする肖像画や室内画、静物画、子どもを主題とした作品などにも積極的に取り組みました。

ポーラ美術館は、フジタがエコール・ド・パリの画家として活動した1920年代の絵画をはじめ、彼の制作した挿絵本や版画、職人に扮した子どもをユーモラスに描いた晩年のタイル画の連作などを収蔵しています。「芸術家(アルティスト)」であるとともに「職人(アルティザン)」であろうとした、フジタの芸術の特色を示すこれらの作品群は、彼の理想とした生活、そして彼が豊かに彩ろうとした日々の暮らしを垣間見せるものです。

本展覧会では、ポーラ美術館のコレクションを中心に、フジタの画業をはじめとする、彼の多彩な創作活動の一端をご紹介いたします。フジタが画家として名声を得、その後の活動の拠点となった芸術の都パリ、そして彼の制作と生活の場であったアトリエに焦点をあてながら、それらが彼の多様な活動にどのような影響を与えたのか、そして彼の芸術がいかに形成されたかを探ります。また、東京文化財研究所、東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復油画研究室の協力により実施した光学調査を通して、フジタの技法の秘密に迫ります。

 

親子で楽しむ美術館〈集まれ!おもしろどうぶつ〉展

2011年07月15日

幕末から現代までの日本美術から、動物が主役となった作品を「迫真の表現」「見世物とサーカス」「夢と楽園」「どうぶつと芸術家」という4つのテーマに沿ってご紹介します。
 洋画、日本画、浮世絵、彫刻など38作家約70点の多彩な展示と、絵本コーナーや作品と一緒に写真撮影ができるスペースを設け、夏休みの美術館の楽しい過し方を提案します。


 

親と子のかいこの自然科学教室

2011年07月15日

夏休みの小学生の親子を対象に、かいこや天蚕などの生態観察、繭からの糸繰り、はた織り、まゆ人形作り、真綿作りなどの楽しい体験学習により、絹の生成過程や活用法、絹繊維の持つ特性などについての知識を深めていただきます。
本展は「かいこ」をとおして、自然の営みの素晴らしさを知り、自然を愛し、共存することの大切さを学ぶ機会をつくり、さらに総合的な学習の一助となることを目的に開催します。


体験学習内容   

    ◇糸繰り体験
    (水・木・金曜日10:00~11:30、13:00~15:00)
    ◇まゆ人形作り(平成23年度はパンダの予定です)
    (実費200円、水・木・金曜日10:00~11:30、13:00~15:00)
    ◇はた織り 平織り
    ◇小さな真綿作り
    (日曜日・火曜日10:00~11:30、13:00~15:00)
    ◇くみひも体験
    (土曜日10:00~11:30)

対 象など    小学生の親と子
                予約は必要ありませんが、時間に余裕をもってご来館ください。

 

およげ!ゲンゴロウくん~水辺に生きる虫たち~

2011年07月07日

日本には、かつて低湿地が広く存在していました。低湿地を水田に開墾した後も、良好な水環境が保たれ、私たちの身近な場所に多くの水生昆虫が生息していました。

しかし、戦後の農薬の大量使用や、水質汚染、護岸工事、アメリカザリガニやブラックバスなどの外来種の影響によって水生昆虫は激減し、現在、多くの種が全国的に絶滅危惧種となっています。
この特別展では、水の中の多様な昆虫たちを、当館所蔵の世界的な水生甲虫コレクションである「阿部コレクション」を中心に紹介するとともに、ゲンゴロウやタガメを生体展示(水槽に生きた昆虫を展示)するほか、その衰退の様子や保全活動を紹介します。
危機的な水辺環境の実態を知ることで、その再生や生物多様性を考えるきっかけとしていただきたいと思います。

 

コレクション展 「修理完成記念特別公開 涅槃図」

2011年07月07日

涅槃図はお釈迦さまが亡くなった場面を描いた仏画です。
横たわるお釈迦さまをとり囲むように菩薩や弟子、動物たちが号泣したり失神したりして嘆き悲しむ様子が描かれています。
ゾウ、ラクダ、テナガザルなど実在の動物のほか、獅子などの空想上の動物も含めてさまざまな生き物たちが集まる様子はまるで動物図鑑のようです。
今回、二年にわたる大規模な文化財修理でよみがえった初公開の涅槃図のほか、釈迦の物語にまつわる美術作品もあわせて紹介します。

学芸員による展示解説は8月21日(日)13:30から行います。
事前申し込みは不要です。

 

実相寺昭雄 展  ウルトラマンからオペラ「魔笛」まで

2011年07月06日

奇才・実相寺昭雄の世界を一挙に公開

特撮テレビ番組「ウルトラマン」シリーズの監督、そして「あさき夢みし」「帝都物語」等、数々の映画作品の監督として知られる実相寺昭雄(1937[昭和12]年生まれ)は、2006[平成18]年11月、病気のため69年の生涯を閉じました。
その作風や個性を指して「エキセントリック」とも称された奇才の逝去は多くの人々に深い悲しみをもたらしました。
生前、川崎市の百合ヶ丘に永く在住していたこともあり、没後3年目の春に、彼の作品や台本、スケッチ、写真などの関連資料が川崎市に寄贈されました。

本展覧会では、この寄贈資料をはじめとして実相寺昭雄の映画・映像作品に関連する資料と映像、彼自身が演出を手がけたオペラ「魔笛」などの音楽・舞台資料、さらに数多くの愛用品や書画などを展示し、実相寺昭雄の世界を多面的に紹介いたします。なお映像ホールでは彼が監督を務めた映画・映像作品を上映し、日本の映像表現に独自の世界を切り開いた奇才の魅力に迫ります。

 

生誕100年「人間・岡本太郎」展 関連イベント 太郎の愛した映画たち

2011年07月06日

川崎市市民ミュージアム・映像ホールでは、7月9日(土)から7月24日(日)までの土・日・祝日に「太郎が愛した映画たち」と題し、岡本太郎が携わった映画の特集上映をします。
これは現在、川崎市岡本太郎美術館(川崎市多摩区)にて開催されている、生誕100年「人間・岡本太郎」展の関連イベントです。
氏が1950年代より書き続けてきた映画批評の対象となった作品や、ご自身が出演した作品、そして制作に携わった作品を上映し、これまであまり注目されてこなかった"岡本太郎と映画"という側面から、この稀代の芸術家を紹介します。

■上映予定作品
*岡本太郎が批評した作品
『ウイークエンド』(1967年/フランス=イタリア/監督:ジャン=リュック・ゴダール)
『裸の島』(1960年/近代映画協会/監督:新藤兼人)
『世界は恐怖する』(1957年/ニホンドキュメントフィルム=三映社/監督:亀井文夫)
『おとうと』(1960年/大映/監督:市川崑)

 

二ヶ領用水竣工400年記念 二ヶ領用水ものがたり

2011年06月17日

かつての川崎は、「稲毛米」と呼ばれる良質な米がとれた田園地帯でした。

その米作りをささえてきたのが、現在も多摩区、高津区、中原区、幸区にその姿をとどめている二ヶ領用水です。慶長4年(1599)に、代官小泉次大夫の指揮のもと開削工事の始まった二ヶ領用水は、同16(1611)に竣工し、本年はちょうど400年目にあたります。

そこで、あらためてこの二ヶ領用水について開削時から近・現代にいたるまでの歴史を広く展示するとともに、多摩区を流れる大丸用水や、二ヶ領用水の流れていない丘陵部などにおける利水の様子なども紹介します。

 

今日の巨匠展~現代日本画の展望~

2011年06月15日

成川美術館(箱根町)では、「今日の巨匠展~現代日本画の展望~」を開催中です。

今日の巨匠展~現代日本画の展望~はいわば「現代日本画の展望」です。
戦後の日本画を担ってきた巨匠たちの名作を多く揃えることで、日本画の豊かな風格を堪能するとともに、新たな転換期を迎えている現代日本画の頼もしい実力者作家たちの作品を合わせてご覧いただけます。

季節の風を心地よく通わせる栗原幸彦の渾身の四曲一双の大作「風薫る」を正面に、文化功労者や文化勲章受章作家である日本を代表する画家の東山魁夷、杉山寧、山本丘人、加山又造、平山郁夫、稗田一穂といった巨匠の作品をはじめ、現代女流画家の最高峰である堀文子や、実力人気作家である牧進、岡信孝、福井爽人、牛尾武など、錚々たるメンバーの秀作を揃えました。

 

追悼 毛利武彦の世界 第1回追悼・回顧展「総集編」

2011年06月15日

成川美術館(箱根町)では、平成22年4月に惜しくも他界した毛利武彦の追悼展を開催中です。

山本丘人がもっとも期待した毛利武彦は、89歳で生涯を閉じるまでの75年の長い画業において、あらゆるジャンルの絵に挑戦し、戦後の日本画革新を全身で担いました。
美の普遍化を祈念しながら、日本と欧米の美をつなごうとした真摯と謙譲、良心と信念の画人を、多角的に掘り下げる追悼・回顧展の第一回展です。。

Takehiko Mōri 1920~2010 
東京都出身。東京美術学校日本画科在学中に日本画院展に初入選。同校を繰り上げ卒業し、徴兵されて台湾で終戦を迎える。戦死した二人の親友の絵具を遺族から贈られたことと、師・山本丘人との出会いが画家としての出発点になる。創画会会員、武蔵野美術大学名誉教授。
山本丘人の革新性・精神性を引き継ぐ独自の作調で知られる。日本画から徹底して花鳥諷詠を排除したモダンな表現には、自由にして力強い造形性と渋い色彩とが貫かれている。

 

美の巨人 平松礼二展

2011年06月15日

成川美術館(箱根町)では、装飾的やまと絵の現代化を大胆に追及する現代日本画壇の巨匠・平松礼二「美の巨人 平松礼二展」を開催中です。
作家の代表作「路」シリーズの屏風の大作を中心とした多彩な作品をはじめ、軸装の傑作「七曜日」の連作や扇面の花の絵、ジャポニスムと日本の季節の古代色にこだわった作品などをまじえ、新作も多数発表しています。

平松礼二 Reiji Hiramatsu 1941~
東京都出身。愛知大学卒業。第1回中日大賞展大賞受賞、第1回MOA岡田茂吉賞最優秀賞受賞、第10回山種美術館賞展大賞受賞、第12回MOA岡田茂吉賞大賞受賞。元多摩美術大学教授。現在、無所属。
「路」シリーズをライフワークに、詩的で抒情的な作風から装飾的な画面づくりにシフトしながら、人と自然との関わりを描き続けている。月刊誌『文芸春秋』の表紙絵を2010年まで10年にわたって担当した。

 

特別展「チャールズ・ワーグマン来日150周年記念 ワーグマンが見た海-洋の東西を結んだ画家-」

2011年05月31日

英国人画家チャールズ・ワーグマンの来日150周年を記念して、約250点の作品や関連資料を展示し、ワーグマンが当時の洋の東西をつなぐ役割を果たす存在だったことを紹介する展覧会です。

ワーグマンは、1832年ロンドン生まれ。
1857年、25歳のとき、『イラストレイテッド・ロンドン・ニューズ』社の特派員として現在の中国へ向かいます。
現地で取材した記事と絵を本国へ送り、それは全ヨーロッパへ貴重なアジアの情報として流布しました。

そして1861年(文久元)、開国後まもない日本にやってきました。
日本でも同様に政治状況や風俗について取材しました。
また彼が編集発行した風刺誌『ジャパン・パンチ』は、その後のマンガ史に大きな影響を与えました。
さらに西洋絵画技術を本格的に日本人に教授したことでも知られ、彼によって近代日本美術史がはじまったといっても過言ではありません。

そこで本展では、ワーグマンの弟子である五姓田義松、高橋由一らの作品もあわせて展示し、その功績を顕彰したいと思います。

 

船で働く人とNYK船員大図鑑

2011年05月31日

船員教育のはじまりは、日本政府からの命令により三菱商船学校が設立された、
明治初頭にさかのぼります。
黎明期の近代日本海運業の課題の一つに人の育成がありました。
この学校は、のちの東京商船大学となり、現在の東京海洋大学に至っています。
プラザ合意後の急激な円高は、日本海運を疲弊させ、外国人船員の活用が国際競争力回復の要件となりました。
その後、経済のグローバル化による海上荷動きの急速な拡大に伴い、安全運航を支える船員の確保・養成がますます重要となっており、日本海運各社は、各国で外国人船員トレーニング体制の拡充を図っています。

日本郵船では、平成19年、創業120周年※記念事業の一環として、フィリピンに商船大学を設立しました。学生を対象に基礎教育にまで踏み込み、4年時には一年間の海技実習を行なっています。

「SEAMANSHIP」は船員たちに語り継がれてきたスピリットです。
海上技術はさることながら、海上で運命をともにし、狭い船内で長期間に渡り共同生活を送る、船員としてのマナーについても海上実務を通じて習得することとなります。

今回の展示では、船員のインタビューを交えながら、船内での業務、生活、さらには船員の素顔についてもご紹介いたします。
※平成17年に創業120周年となりました。

 

三浦景生展-ヨコハマ染陶暦程-

2011年05月27日

シルク博物館ではこの度、京都市立芸術大学名誉教授、日展参与の染色家、三浦景生展を開催いたします。  
三浦景生(みうらかげお)は、1916年(大正5年)に京都で7代続いた表具師に生まれ、父の死後、丸紅意匠部で図案の仕事につきました。1942年(昭和17年)に京都市美術館で開催された「小合友之助染織展」を見て、ろうけつ染作品の美しさに感激し、第二次大戦後は丸紅を退職し、小合友之助に師事、染色作家の道を歩み始めます。
1947年(昭和22年)の日展初入選後は、卓越した造形デザイン力を活かし、幻想的、夢想的な独特の世界を創りあげ、さらに独創的な布象嵌(ぬのぞうがん)技法などを用いた意欲的な抽象表現の話題作を次々に発表します。
その後、身近な野菜などをモチーフとして、自然回帰の模様作りに専念し、今日まで自由闊達な創作活動を続けています。
また、1963年京都市立芸術大学で後進の指導にあたるとともに、1984年(昭和59年)に石川県立九谷焼技術研修所のデザイン指導を担当してからは、自ら陶芸を行うなど、その多彩な芸術活動はとどまることを知りません。
本展では、三浦景生の初期作品から95歳の最新作まで、60余年にわたる創作活動の全貌を回顧する約80点の作品を紹介いたします。
この機会に、遊び心いっぱいの生き生きとした三浦芸術の世界をご高覧いただければ幸いです。

 

企画展「歴史と未来を紡いで 共同通信社・ドイツ通信社(dpa)合同写真展」

2011年05月16日

江戸時代末期に日本とドイツが修好通商条約を結び、交流が始まってから今年で節目の150年。両国関係のいっそうの発展を願い、それぞれの国を代表する通信社による合同写真展を5月21日(土)から7月31日(日)まで開催します。


本展では、共同通信社とドイツ通信社(
dpa)の所蔵写真のうち、日本中が熱狂したベルリン五輪・水泳の名場面や、サッカーのドイツ1部リーグに所属する最近の日本選手の奮闘ぶりなど約120点をご紹介します。
歴史的写真を通して、日本とドイツの幅広い交流についてあらためて知っていただくとともに、これまでの歴史を振り返りながら今後の両国関係を考える機会を提供します。

このほか、ドイツを分断していた「ベルリンの壁」の破片、条約締結を伝える150年前のドイツの新聞も展示。
「通信社」コーナーでは、多様なニュース媒体を支える通信社の使命と役割についてもご紹介します。

 

山本基 しろきもりへ-現世の杜・常世の杜-

2011年05月11日

彫刻の森美術館が1969年(昭和44年)に開館した当時、唯一の室内展示場が本館ギャラリーでした。以来、優品を公開する展示場として、いわば彫刻の森美術館のシンボル的存在になっています。

ギャラリーを活用した最も新鮮な美術を紹介する第2回展が山本基展です。
山本基は、床に塩で迷路状の模様を描くことで知られるインスタレーション作家です。山本の妹が24歳の時に脳腫瘍で他界したことが"塩"を用いた制作の原点でした。
妹の死後、その現実を受け入れるために行ったことは、社会の中で死がどのように扱われているかを作品を通して体感することでした。そして"塩"という素材に行き着きます。
発病から入院、告知、在宅介護、そして死を経た驚きと悲しみ、再び会いたくても決して叶わない現実から生じた葛藤を形にしていきます。
「多くの大切な記憶は、時とともに変化し、薄れていく。しかし、写真や文章では残すことができない記憶の核心に、私はもう一度触れてみたい」と作家は語っています。
2008年に「桜」2010年には「たゆたう庭」を制作。これまでに、アメリカやヨーロッパをはじめ、10数ヶ国で発表してきました。
 本展では、山本基の作品を通じて、人間の存在をさまざまな視点から見つめ、自然と芸術の力を感じ取る機会とします。
[公開制作 2011年7月16日(土)~7月28日(木)]
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「現世の杜」(うつしよのもり)
展示プランのドローイング

 

「生誕100年 川端実」展 東京――ニューヨーク

2011年04月27日

川端実は、1911年東京に生まれました。祖父は日本画家川端玉章、父も日本画家川端茂章という芸術一家に育ち、早くから頭角を現わします。しかし、本格的にその画業を展開したのは、戦後だといってよいでしょう。

意欲的に次々と作品を発表し、1950年代にはフォーヴィックな作風から、画面を構成する強い意識をもちつつキュビスム的な作品を描くようになります。その活躍は日本だけにとどまらず、1958年以降はベティ・パーソン画廊と契約し、第2回グッゲンハイム国際展において《リズム 茶》により個人表彰名誉賞を受け、翌年には第5回サンパウロ・ビエンナーレ展で賞金を受けるなど、国際的な作家としての地位を確かなものにしました。以後も、主にニューヨークを舞台に活動し、鋭い感覚が捉えた画面構成と、優れた色彩感覚を生かし、独自の抽象画を制作し続けました。

そこで本展では、確固たる仕事を残してきた川端実の生誕100年を記念し、その足跡を改めて検証いたします。戦後再出発した頃から、各時代の代表作を中心に、力強くそして鋭く緊張をはらんだ作品の変遷を、油彩約45点、デッサン類10点でご紹介いたします。また本展は、川端実没後最初の展覧会であり、関東では36年振りの本格的な個展となります

 

特別展「御移転100年記念 能登から鶴見の地へ 曹洞宗大本山總持寺 名宝100選」

2011年04月08日

總持寺は、永平寺とならぶ曹洞宗大本山で、鎌倉時代の元亨元年(1321)道元禅師四世の法孫である瑩山紹瑾禅師によって能登国鳳至郡櫛比荘、現在の石川県輪島市門前町に開かれました。

その後、明治31年(1898)火災に遭ったのを機に、明治44年(1911)横浜鶴見の丘陵上に移転再建され、併せて旧蹟は總持寺祖院となし、現在に至っております。
本年は、總持寺が鶴見の地に転じてから百年にあたり、これを記念して總持寺に所蔵される文化財から優れた品を選び、ご紹介する次第です。
總持寺の文化財のまとまった公開は今回が事実上、初めてのこととなります。伝世の文化財と近代蒐集の文化財、二つの視点に分けて展示構成いたします。
また、特段の御高配により、深い所縁寺院である總持寺祖院ならびに大船観音寺から、それぞれ秘仏とされる観音菩薩像の特別奉祝出品いただきましたので、ぜひご鑑賞ください。

 

生誕100年 人間・岡本太郎展

2011年04月08日

1911年2月26日に生を受けた岡本太郎は今年で100歳を迎えました。

これを機に、岡本太郎の人間性の幅の広さを検証します。
様々なジャンルの人たちと交流した様々な顔をもつ「人間・岡本太郎」そのものを紹介します。
「美術」という枠を越え、アヴァンギャリスト(前衛芸術家)として各領域を越境しながら活動した岡本太郎。
さまざまなジャンルの人たちと岡本太郎との接点をたどりながら、交流のあった人々との関わりを、作品・資料・映像等で紹介し、生き生きとした岡本太郎像を展示のなかで浮かび上がらせようという試みです。
展覧会は、前期・後期の2期に分けて行います。
前期は岡本太郎と実際に会い、活動をともにした人たちを中心に。後期は岡本太郎の影響を受け、岡本太郎の精神を継承する人たちを中心に紹介します。
[関連イベント]
写真家・トヨダヒトシの映画日誌/スライドショー「NAZUNA」(予定)
日時:7月31日(日)19:30開演(予定)
会場:母の塔前(雨天時にはガイダンスホール)

 

岩合光昭どうぶつ写真展

2011年04月07日

岩合光昭(いわごうみつあき)は、地球上のあらゆる地域を取材し、"生命のつながり"をテーマに野生動物や自然を撮り続けています。

 日本人として初めて「ナショナル ジオグラフィック」の表紙を2度飾るなど、その作品は海外でも高い評価を得ており、世界的にもっとも知られた動物写真家の一人です。
アフリカ・セレンゲティ国立公園に取材した写真集「おきて」は、全世界で15万部を超えるベストセラーになりました。1979年には「海からの手紙」で木村伊兵衛写真賞を受賞しています。 
今回、川崎市市民ミュージアムの展示では「地球の宝石」シリーズから約100点に加えて、絶滅危惧種に対して積極的に取り組んでいる施設「よこはま動物園ズーラシア」の写真(初公開)や、神奈川県内の猫を撮影した写真もご覧いただきます。

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写真展「沖縄・終わらない戦後」

2011年03月16日

沖縄戦最大の激戦地のひとつ、沖縄本島南端・三和村福地で生まれ育った報道写真家・大城弘明氏が、村で育つ中で見て、聞いて、感じた「戦争の体験」を収めた写真展を開催します。沖縄が経験した戦争とアメリカによる軍事的支配の不条理を内側からたどり直し、沖縄の「終わらない戦争」の諸相を浮かび上がらせます。約250点の写真から困難な状況の下で希望を失わず、たくましく時代を切り開いてきた沖縄県民の息遣いや鼓動を感じ取り、日本の「戦後体制」を問いただします。

 

収蔵名品展-花の輝きを中心に-

2011年03月05日

山本丘人、加山又造、東山魁夷、平山郁夫、岡信孝、岡崎忠雄、平松礼二、木村圭吾ほか

 

小杉拓也展-金属と漆による造形

2011年03月05日

日本とアメリカを拠点に活躍する国際派の金工作家・小杉拓也の個展です。

最近では日本の教会のキリスト像などの制作でも注目されています。彫金と漆芸という日本の伝統工芸で今までにない新しい表現を目指します。
日本のワビサビを表現した石庭や竹に丸窓などのモチーフをはじめ画家の代表作を展示します。

 

現代女流画家の最高峰・堀文子展

2011年03月05日

これまでの日本画にない独自のモチーフなどで注目され、一作一画法をモットーに常に前進を続ける現代女流画家の最高峰・堀文子。

新しい美の発見を目指して活躍する画家の傑作を展示します。

 

巨匠・牧進展

2011年03月05日

ノーベル賞作家・川端康成をも魅了した日本美の求道者・牧進。いまや巨匠の名に恥じない、その意匠の粋を凝らした繊細優美で華麗な作品世界で日本画壇に独特の光彩を放つ画家の展覧会です。

 

横浜ユーラシア文化館特別展「シャルジャ、砂漠と海の文明交流~アラビアの歴史遺産と文化~」

2011年02月28日

ユネスコからアラビア半島の文化首都に指定されているシャルジャ首長国。

この展覧会では、アラブ首長国連邦(UAE)建国40周年を記念して、シャルジャ首長国の旧石器時代から16世紀にわたる考古学的成果の数々、首長スルタン殿下所蔵の世界的に貴重な古地図、日本では珍しいアラブ現代アート、美しい民族衣装など約500点もの多彩な展示資料が一堂に会します。
アラビア半島を舞台に繰り広げられた、東西文明交流の歴史をご堪能いただける最後のチャンスです。

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 「アラビア半島の古地図」


 

第14回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展

2011年02月25日

時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。岡本太郎現代芸術賞は、岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立されました。今年で14回目をむかえる本賞では818点の応募があり、創造性あふれる27組の作家が入選をはたしました。また最終審査を経て、太郎賞1名、敏子賞、特別賞3名を決定いたしました。

21世紀のおける芸術の新しい可能性を探る、意欲的な作品をご覧ください。

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特別賞 山本 麻璃絵≪ものモノ≫

関連イベント

○ギャラリートーク

 出品作家によるギャラリートークを行います。 時間:14:00~15:00

 場所:企画展示室など 料金:無料(観覧料は別途必要です。)

 日程(作家はご確認ください。)

 2/6(日)、18(金)、20(日)、3/13(日)、27(日)、4/3(日)



 

「横須賀・三浦半島の作家たちⅠ 原口典之・若江漢字」展

2011年02月25日

横須賀で生まれ、世界で活躍するふたりの美術家を取り上げ、初期から最新作までの歩みをご紹介いたします。

1960年代末に活動を始め、海外でも活躍する原口典之(1946-)と版画、写真から出発し、立体やインスタレーション、平面にも取り組む若江漢字(1944-)。
時代や社会とのかかわりで制作する原口と様々なメディアに展開する若江の活動を通して現代美術のありようをご覧ください。

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若江漢字

《クリスタルナハト911119連鎖》19832003年 撮影・山本糾

 

「ハービー・山口-軌跡1970~2010-」

2011年02月10日

彫刻の森美術館は、ハービー・山口の撮影によるカレンダーを2011年発行しました。

それを記念して、彼の40年に及ぶ活動を紹介する「ハービー・山口-軌跡1970~2010-」展を開催します。
ハービー・山口は、大学時代から本格的に写真を撮り始め、1973年に渡英し、約10年間生きたロンドンの姿を写真に収めました。また、多くのロックミュージシャンと交流を持ち、彼らの素顔が写ったポートレートで高い評価を受けました。その後も、アーティストから市井の人々まで、すべての生きる人間に共感を抱きつつ、飾らぬ清楚なモノクローム作品を撮り続けました。 
本展では、70年代から当館の風景を収めた2010年までを、7つのセクションに分けて展示します。ハービー・山口のスナップ・ポートレートという表現の中に、他者への暖かいまなざしと理解、すべての人に備わっている可能性を感じとっていただけたら幸いです。
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鎌倉彫資料館 常設展「鎌倉彫の歴史-古典から現代鎌倉彫まで-」

2011年01月17日

室町時代から現代にかけての、鎌倉彫の名品と資料約100点を展示。

ビデオによる解説も随時放映。
2時間で彫刻の体験もできます。(彫刻体験は、要予約)

※鎌倉彫彫刻2時間体験
 午前の部(10時~12時)、午後の部(13時~15時)
 <予約制>*開催日時間等に指定あり
 材料費:9cm角コースター又は18cm勾配盆・彫刻刀貸出料込み 
  大人 2,650円(勾配盆のみ)、中学生1,150円(勾配盆は2,350円)
  小学生 900円(勾配盆は2,100円)
 予約受付等詳細は、お問い合せください(電話0467-25-1500)
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(菊桐文角火鉢(江戸時代))

 

Carnevale~祝祭を映すヴェネチアン・グラス~

2010年12月27日

海上交易によって栄華を極めたヴェネチアは、常にあらゆる地域から人だけではなく物や情報が行き交っていました。 13世紀から14世紀には、長期間にわたる航海から帰還した喜びをカーニバルという非日常空間と結び付けます。仮面を着けて仮装をし、盛大に飲食を楽しむカーニバルの舞台に、イスラム、ラテン、ゲルマン等の文化を取り入れ、融合させて登場させたのです。 このような歴史的背景はヴェネチアン・グラスの技法に多大な影響をもたらし、イスラムのエナメル彩や中国磁器を模した乳白ガラスが盛んに制作されるようになります。また、美しいものを積極的に取り入れていくその姿勢は、水晶のように透明なクリスタッロといった新しい技法を生み出しました。 本企画展では、多彩な文化を集約して発展させたヴェネチアン・グラス約53点を「ヴェネチアという舞台」、「世界からの客人、世界への使者」の二部構成でご紹介いたします。

 

企画展『2010年報道写真展』

2010年12月27日

写真記者たちは日々、国内外で起きる様々な出来事を、人々により早く、正確に伝えるため、カメラでニュースを追い続けています。 本展では、東京写真記者協会加盟の新聞・通信・放送34社の写真記者たちが、2010年に撮影した報道写真の中から約280点を選びご紹介します。 また、東京以外の各地区写真記者協会が選定したグランプリ作品も併せて展示します。報道写真で2010年を振り返りながら、新たな年を展望されてみてはいかがでしょうか? ※1月9日(日)から30日(日)は、日本新聞協会会員各紙の元日付紙面を展示する「元日号紙面展」を開催します。

 

写真展 The Archives of the Planet 100年前の世界へ~アルベール・カーン平和への願い~

2010年12月24日

神奈川県とフランス・オードセーヌ県の友好交流事業として実施される本展では、フランスの実業家 アルベール・カーンが私財を使って撮影・収集した「地球史料館」(1909年~1931年撮影)のコレクションの中から、20世紀初頭の日常を生きる人々の姿、伝統文化、世界各地の独特の民族衣装、戦時の様子、街や自然の風景を天然色写真で約150点、そのほか、日本の風景のスライドショーや世界の動画を展示します。 アルベール・カーンコレクション単独での写真展は日本で初めてとなります。多くの方々に100年前の世界の姿を、国際平和を考える施設「あーすぷらざ」でご覧いただければ幸いです。


【関連イベント】
 ①講演会『庶民生活記録への眼差しーアルベール・カーン、柳田國男の目指したものー』
  佐野賢治(神奈川大学日本常民文化研究所所長) 
 日時:2月5日(土)14:00~  場所:映像ホール
 入場無料(要お申込み)  定員:先着100名様 

②ギャラリートーク 「地球史料館そして大正のフランスと日本」
 「写真展をより愉しんでご覧頂くために、アルベール・カーンの人生や地球史料館について、そして当時の時代背景について、日本とフランスを中心に解説します。」広岡裕児(元・オードセーヌ県立アルベール・カーン博物館客員研究員) 
 日時:2月12日(土)14:00~  場所:映像ホール 
 入場無料(要お申込み)  定員:先着100名様

 ③ドキュメンタリー上映 「BBC奇跡の映像 ~よみがえる100年前の世界~」
 アルベール・カーンが残した地球史料館の写真・動画をもとにBBCが 製作したドキュメンタリー全10巻の中から、4本を上映致します。(各50分)
 日時:2月20日(日) 10:00~第1巻「大富豪 カーンの"夢"」14:00~第2巻「激動の世紀への胎動」
    3月6日(日)10:00~第6巻「勝者と敗者」 14:00~第9巻「カーンの死 "夢"の終わり」
場所:映像ホール(入場無料:当日先着125名様)
*あーすぷらざ映像ライブラリー(2F)でその他の巻をご視聴頂けます。

 ④世界の民族衣装を着てみませんか!
 あーすぷらざの常設展示室を探検した後、お気に入りの衣装を選んでパチリ!その場で撮影したポラロイド写真をプレゼントします。
 日時:2/13(日)、2/27(日)、3/12(土)、3/13(日) 各13:30スタート
 対象:子ども・親子・一般  集合:5階 券売機まえ(お申込み不要)
 参加費:常設展示室の観覧券(未就学児無料、小中学生100円、高校生・65才以上300円、大人500円) 

イベントのお申込み方法
①イベント名②お名前③電話番号を明記、または、ご連絡の上、Eメール、お電話、当館受付(1F)のいずれかでお申込みください。

 

平成22年度かながわの遺跡展「発掘された武家の古都・鎌倉」

2010年12月17日

鎌倉は、武家が初めて自らつくった政権都市で、この地で生まれた武家文化は日本文化のひとつの基層を形成し、現在まで受け継がれています。鎌倉では、三方を山に囲まれ、一方が海に開かれた地形を活かし、鶴岡八幡宮を中心に、海岸まで一直線にのびる若宮大路を基軸線として独特な都市づくりが行われました。また、山稜部には交通路として切通が開かれ、海岸には海上交通の拠点として和賀江嶋がつくられました。谷戸は切り開かれて建長寺などの寺院が造営され、山を切り落とした切岸には武家や僧侶の墓所である「やぐら」がつくられました。近年の発掘調査により、こうした鎌倉の都市構造を表す遺構や武家文化を担った当時の人々の生活や信仰の跡が明らかになってきています。今回の企画では、世界遺産登録を目指す鎌倉について、発掘調査の成果を中心に展示します。

 

神奈川県立金沢文庫80年特別展 運慶-中世密教と鎌倉幕府-

2010年12月14日

仏師運慶は、最もよく知られる日本の芸術家の一人です。その卓越した技量による力強い作風は、鎌倉という新時代に相応しいものとしてよく知られています。

しかし、その高名さとは対照的に運慶の真作は数えるほどしか残っていません。
本展覧会では、その数少ない運慶の仏像を一堂に会します。そして「中世密教」と「鎌倉幕府」との関係から、運慶作品の製作背景の秘密に迫ります。
特に、国宝中の国宝と言える円成寺の大日如来坐像と光明院の大威徳明王像が並ぶ展示が実現し、運慶による最初期と最晩年の二体の仏像が出会う展示は見所の一つです。
*会期中展示替があります。

 

日本最初の植物同好会~横浜植物会の100年~

2010年12月13日

横浜植物会は、1909年に設立された日本最初の植物同好会として知られています。

著名な植物学者の牧野富太郎を指導者として仰ぎ、日本の植物学界の発展とともに、地域の植物相の解明に貢献してきました。
この企画展では、100年の歴史をもつ同会の活動について、会員が採集した押し葉標本や写真、刊行物、書簡などで紹介します。

『関連行事』
 第94回サロン・ド・小田原「日本最初の植物同好会、横浜植物会の果たした役割」
 サロン・ド・小田原は、講演&交流会を通じて、学芸員や自然史の達人等と気軽に語り合う集いです。今回は、企画展「日本最初の植物同好会-横浜植物会の100年-」担当の田中徳久氏(生命の星・地球博物館学芸員)の登場です。
日時:平成22年12月18日(土)17:30~20:00(16:20より受付)
場所:神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田499)
講演:17:30~18:30(博物館1階 西側講義室)
交流会:18:40~20:00(3階レストラン) ※交流会は事前申込制
参加費:講演会のみの参加は無料。交流会参加費は大人1000円
申込み:講演会はどなたでも参加できます。交流会は事前申込みが必要です。友の会事務局(FAX:0465-23-8846またはハガキ)までお申込をお願いします。
講演のみ参加の場合は、事前申込みは不要です。
問い合わせ:生命の星・地球博物館 電話0465-21-1515(担当:田口)

 

特別展「集まれ!鎌倉彫の動物たち」

2010年12月07日

秋の特別展では、室町時代から現代までの鎌倉彫にみられる動物意匠に焦点を当て、霊獣・昆虫などの陸上の生き物、水中の生き物、ほ乳類、鳥類に分け、その中で時代ごと、作家ごとにどのように表現されているのか、その魅力を紹介しております。

時代ごとの流行や用途によって異なるさまざまな形の動物表現をご覧いただき、新たな発見をしていただければ幸いです。

 

木村伊兵衛写真賞35年周年記念展

2010年12月02日

写真界の芥川賞といわれる「木村伊兵衛写真賞」は日本写真界の発展に寄与した第一人者、故・木村伊兵衛氏の功績を記念して朝日新聞社が1975年に創設した写真賞です。

この賞は、毎年時代を切り開く優れた成果をあげた若い写真家に贈られており、すでに35年の歴史を有しています。
今回の写真展では、近年の受賞作である第30回から第35回の作品と、昭和を代表する写真家であり、スナップの名手である木村伊兵衛の作品、そして第1回(1975年度)から第29回(2003年度)までの受賞作品のハイライトをご覧いただきます。

 

日本画の国際化~アジアや欧米を描く~展

2010年12月02日

現代では多くの日本画家が日本の美のみでなく、世界中のあらゆる風物をモチーフとして海外を取材し、外国の風景を描いています。今展ではそのような海外を舞台とした作品を集めました。

国際化する美の広がりをご堪能ください。東山魁夷、平山郁夫、堀文子、柳沢正人、牛尾武、田淵俊夫、小林済ほか。

 

雪月花・日本美の精華展

2010年12月02日

日本画の代表的なモチーフである「雪」「月」「花」を各作家の代表作で見る豪華な展覧会です。初春にふさわしいい典雅な日本美の精華が、清涼にして晴朗な新世界を見せてくれるでしょう。

優美で豪華な自然な美しさが魅了する現代日本画の粋です。3つの展示室を使用した大規模な企画展です。日本美の神髄をお楽しみください。
山本丘人、高山辰雄、平山郁夫、加山又造、堀文子、平松礼二ほか。

 

神奈川県立金沢文庫80年 仏典大図解

2010年11月18日

神奈川県立金沢文庫の80周年を記念し、収蔵資料のなかでも質量ともに中核をなす仏典を内容と装訂にこだわって、ダイジェスト版で解説します。

 この仏典は、13世紀中ごろに開かれた金沢山称名寺(横浜市金沢区)の所蔵です。日本中世の仏教を担ったのは、仏典を学び知識を得た僧侶でした。彼ら僧侶は仏典なくして、その存在意義を語れないといっても過言ではありません。この時代、僧侶の学んだ仏教がいかなるものであったかが、如実にわかる称名寺の仏典群をご堪能ください。

 

ヴェネチアン・グラスが語る~クリスマス物語~12/25まで

2010年11月18日

箱根ガラスの森美術館のクリスマス特別企画展「ヴェネチアン・グラスが語る~クリスマス物語~」が12月25日まで開催されています。

もみの木の頂点に星が輝くころ、子どもたちのところにサンタクロースがやってくる楽しいクリスマス。クリスマスには、様々な物語があります。
クリスマスはキリスト教を信仰する人々が一年で最も大切にしている祝祭で、その根源には「生きることの喜び」と「大切な存在への感謝」です。
本展では、エナメル金彩のコンポートやドルフィン脚ワイングラス、ミルフィオリ・グラスのプレセピオなどのヴェネチアングラス約60点を通して、クリスマスの物語をご紹介します。

 

「ラリック ウインターライト レビュー'10-'11」

2010年11月18日

箱根ラリック美術館(箱根町・仙石原)では、冬イベント「ラリック ウインターライト レビュー'10-'11」を2010年12月4日(土)~2011年3月31日(木)まで、開催します。

ライトアップされたラリック作品をオルゴールの音色と共に

特別展示「ル・トラン」では、昨年大好評だった冬イベント「ラリック ウインターライト レビュー」の第2弾を開催します。
このイベントでは、宵闇を演出したオリエント急行の車窓から、ほのかにライトアップされたラリックの花器、香水瓶などのガラス作品を展示。通常とはまた違う、冬にふさわしいロマンティックな空間を作り出します。

箱根ラリック美術館では、オリエント急行のサロンカーを特別展示「ル・トラン」として展示。
車内には、ルネ・ラリックが1928年に制作した150枚以上の華麗なガラスパネルが装飾されています。
通年、映像説明と車内見学、そしてサロンカーの中でのカフェを楽しむことができます。

今年のオリエント急行で飾られるガラス作品は、すべて"現代ラリック"の作品です。"現代ラリック"とはラリックの美の世界を、現代に受け継ぐラリック社の製品。
ルネ・ラリックデザインの代表的なオリジナル作品をクリスタルで制作した、今年の新作「オマージュ・コレクション -ルネ・ラリックに捧ぐ-」の「ヴィクトワール」「シレーヌ」など選りすぐりのラリック社製品を集めました。
これらは美術館棟のラリック・ブティックで購入することもできます。

さらに今年は、美術館所蔵のアンティークオルゴールを「ル・トラン」に展示し、その音色を楽しんでいただきます。
展示されるオルゴールは、アンティークオルゴール三大メーカーのドイツ「POLYPHON(ポリフォン)」、アメリカ「REGINA(レジーナ)」社製など。
心安らぐ優しいオルゴールの音色を聞きながら、美しく輝くラリック作品を鑑賞。
古きよき時代にタイムスリップしたような、贅沢なひとときを過ごすことができます。

 

箱根ラリック美術館「ラリック×ジュエリーデザインアワード2010 特別展示企画」

2010年11月18日

ジュエリーの巨匠ルネ・ラリックと日本の新鋭ジュエリストとの美の響演



箱根ラリック美術館(箱根町・仙石原)では、独創的で優れたジュエリーを発信する場として、社団法人日本ジュエリー協会(JJA)が毎年開催している「JJAジュエリーデザインアワード」、今年の受賞作品44作品、94点を12月1日(水)より当館企画展示室にてルネ・ラリックの作品5点と併せて展示いたします。

受賞作品が展示企画として他の施設で披露されるのは初の試み。

ルネ・ラリックの芸術性あふれた空間の中で、現代のジュエリストの作品が、ラリックの作品と響演します。


ルネ・ラリックは、ガラス工芸の巨匠として知られていますが、当初はジュエリー作家として活躍しました。

ダイヤモンドやルビーなどの貴石だけではなく半貴石やバロックパール、七宝などを用いて、斬新で詩的な着想で宝飾品をデザイン。モダン・ジュエリーの先駆者とも言われています。


バロックパールを使用した「ツバメと少女の横顔」、植物をモチーフにした「ハリエンジュ」など、現代にも受け継がれるラリックの卓越した技法が鑑賞できます。


ジャポニスムの影響を受け、独自の感性やアイディアで宝飾を芸術の域まで高め、新しい時代を築いたルネ・ラリック。

日本固有の美しい文化と伝統を背景に、未来を見つめた日本の新鋭ジュエリスト。

時代を超えた美のコラボレーションを箱根ラリック美術館でお楽しみいただけます。

 

99歳あっぱれ太郎-岡本太郎美術館の歩み」展 in ミューザ川崎

2010年11月02日

2011年2月26日、川崎市ゆかりの芸術家・岡本太郎は生誕100周年を迎えます。これを記念し、川崎市岡本太郎美術館では、2011年を岡本太郎生誕100周年イヤーとして、様々な記念企画展やイベント等を企画し、岡本太郎の魅力をより多くの方々にさらに深くご紹介していきたいと考えております。

川崎市岡本太郎美術館は、岡本太郎より、約1800点の作品・資料が川崎市に寄贈されたことを契機に設立され、1999年10月に開館し、すでに11年が過ぎました。岡本太郎は、芸術家として絵画・彫刻・写真等の多彩な分野での活躍に加え『今日の芸術』『忘れられた日本・沖縄文化論』など数々の著書も残しています。川崎市岡本太郎美術館では、岡本の多岐にわたる活躍をご紹介するとともに近現代美術に関する様々な展覧会を開催してまいりました。
このたびはミューザ川崎において、岡本太郎の作品・写真・映像及びこれまで開催してきた企画展ポスターなどを通じ、川崎市岡本太郎美術館のこれまでの歩みをご紹介いたします。

※11/16(火)、12/1(水)には、岡本太郎「空の散歩」を一般公開します。見学をご希望の方は、企画展示室で監視員にお申し出ください。職員がご案内します。

 

「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展

2010年11月02日

ラファエル前派は、1848年、ヴィクトリア朝のイギリスで結成された芸術家のグループです。
画壇の刷新をめざして集まった画家志望の若者たちは、自然を見つめ、伝説や神話に取材しながら、詩情に富んだ作品を生み出してゆきます。
 本展では、ロセッティ、バーン=ジョーンズなどラファエル前派を代表する画家の絵画約80点を紹介します。また、ラファエル前派の理想に共鳴して活動したウィリアム・モリスのデザイン作品なども合わせて展示します。
出品作品数は約25作家100余点に及び、その大半が、イギリスやオーストラリアの美術館所蔵の作品です。絵画からインテリアまで、当時の社会を幅広く、そして華やかに彩った19世紀末イギリス芸術の成果をぜひともご覧ください。

 

日本美の象徴-富士を中心に-展

2010年10月08日

日本美のシンボルといえる名山・富士は多くの画家が挑んだ画題です。富士を描いた作品を中心に、当館収蔵の名品を展観します。東山魁夷、加山又造、平山郁夫、牧進、吉田多最、松本哲男ほか。

 

関口雄揮 華麗なる色彩の饗宴展

2010年10月08日

北海道の最果ての厳しいモノクロームの世界で知られる関口雄揮は、春や秋の表現にも優れています。ことに秋の充実した季節は、画家の到達点といってもいい円熟の境地です。色彩鮮やかな華麗なる秋の饗宴。

 

特別展 第21回全国染織作品展

2010年10月08日

 絹は古くから独特の光沢や風合い、美しい染色の良さなどを有し、主として優れた高級衣料として用いられてきました。そして、高度な染織技術は、現代まで日本の大切な伝統文化として受け継がれています。本展では、絹を用いた染織作品を広く全国から公募し、専門家による審査のうえ、その入選作品を一堂に展観して、次代をになう新進作家の育成及び染色技術の向上と服飾文化の発展を図るとともに、絹の需要増進に寄与することを目的としています。

 

『おんな』-立ち止まらない女性たち

2010年10月07日

戦後65年となる今年2010年、日本写真家協会は創立60周年を迎えます。その記念写真展「おんな-立ち止まらない女性たち」では、終戦から現在に至るまでの日本の女性たちにスポットをあて、60余年のその歴史をビジュアルに辿ります。

敗戦後の困窮の中で日本の家族を支えたのは、まさにお母さんたちの「生きる力」でした。さらに女性たちは、世界中が驚くほど目覚ましい日本の復興と発展に、大きく貢献しました。
またその力は、高度成長とその担い手を支え、近年は世界を舞台に多くの日本人女性が様々な分野で素晴らしい活躍をしています。その後日本の社会は成熟期を迎え、停滞と混沌の様相を見せていますが、女性たちはこの「生きる力」を原動力に、その個性と能力を発揮して、この国のさらなる発展に寄与することでしょう。
今回の企画展は、写真の持つ「記録」と「表現」という特性を生かして、戦後の日本の歴史をふりかえり、日本社会の再建の一翼を担ってきた女性たちの行動の神髄に迫ります。

 

池田龍雄 アヴァンギャルドの軌跡展

2010年10月07日

 第二次世界大戦後、新しい芸術を模索する若き芸術家たちが、実験的でユニークな運動を行いました。そうした「戦後アヴァンギャルド」世代のひとりであり、今なお活躍を続ける池田龍雄の世界をご紹介します。池田は、15歳で海軍航空隊に入隊、特攻隊員として敗戦を迎えたのち、1948年に多摩造形専門学校(現多摩美術大学)に入学。まもなく岡本太郎や花田清輝らの先鋭的な運動に参加し、前衛芸術へと傾倒していきます。

絵画におけるルポルタージュの可能性を探るなか、1954年の読売アンデパンダンで《網元》が注目を浴び、諷刺と諧謔にみちたペン画のシリーズが生まれます。その後も「制作者懇談会」ほか様々なグループに加わり、旺盛に作品を発表。60年代末からは概念芸術に関心を抱き、自らパフォーマンスも展開していきました。さらに宇宙と生命の深奥を描いた15年に及ぶ連作「BRAHMANブラフマン」を経て、今も精力的に制作を続けています。
 本展は、こうした戦後から現在までの池田龍雄の60年にわたる仕事を概観するとともに、その間に出会った人々との交流を紹介しつつ、時代の軌跡を辿ります。
*会期中展示替えをします。
  前期:10月9日~11月23日 後期:11月25日~2011年1月10日

 

絵は変化する山本丘人展

2010年10月06日

現代日本画の中心にいるのが山本丘人です。

伝統と革新の大いなる振幅の中で、やまと絵の心を保ちながら、戦後の造形志向の先頭に立ち、常に新しい絵の創造に邁進した、その変化に注目してください。

 

福井爽人 夢・ロマン・そして・・・展

2010年10月06日

日本画のテーマを等身大の豊かな市民感覚に置き換えたのが福井爽人です。

戦後の核家族、個人主義、都会生活・・総じてニューファミリーと呼ばれた世代を先取りしていった新感覚派の一人です。そこには詩情豊かな夢とロマンスの奥深い静寂の世界があります。

 

アンリ・ルソー パリの空の下で ルソーとその仲間たち

2010年10月01日

不思議な魅力で観るものを惹きつけてやまない異色の画家アンリ・ルソー(1844-1910)の作品は、当館のコレクションのなかで特別な位置を占め、充実した内容を誇ります。

2010年9月より画家の歿後100年を記念して、当館が収蔵するルソー作品と、国内で所蔵されている選りすぐりの作品を合わせ計16点を展観し、ルソーが描き出したパリとその近郊にみる近代的風景、熱帯のジャングルをモティーフにした夢幻の世界を探求します。また、ルソーの才能をいち早く評価し、老画家を敬愛したピカソをはじめとするモンマルトルの前衛画家たち、ルソーの系譜をひく素朴派の画家ボーシャン、ボテロ、そしてルソーを「偉大な世紀の芸術家」と讃えた日本の洋画家の岡鹿之助を紹介します。

 

企画展「馬のコイン-繁栄のシンボル-」

2010年09月24日

財団法人 馬事文化財団が運営する横浜・根岸「馬の博物館」では、10月2日(土)~12月5日(日)まで、企画展「馬のコイン -繁栄のシンボル-」を開催いたします。 一つのコインの中には、たくさんの情報が詰まっており、発行者や発行年、文化、宗教美術など、様々な事象を読み取ることが出来ます。また、歴史上流通されてきたコインにはさまざまな図象や文字が刻印されてきました。その中には馬が刻印されているものも多数あります。 今回の展示では、馬の意匠が施されたコインやメダルを中心に、紀元前6世紀頃のリュディア王国(現トルコ西部)から現代までの多種多様なコイン・メダル等362点を関連資料とともに紹介します。

 

ポップ・アート1960's-2000's /横須賀美術館

2010年09月02日

1960年代に、アメリカで隆盛したポップ・アート。それは、現在に至るまで、アメリカのみならず世界中で多くの人々を魅了し続けています。

その理由は、明るい色調と明快な主題が親しみやすく、日常的に広く流通した漫画や雑誌、コカ・コーラやキャンベル・スープといった広告、マリリン・モンローなどの映画スターの写真など、身近なイメージを取り入れているからでしょう。
 本展では、戦後アメリカ美術の優れた企業コレクションとして知られるミスミ・アートコレクションより、ポップ・アートを代表するアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタイン、80年代にスターとなったキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキア、そして現在活躍中のヴィック・ムニーズやマリーナ・カポスなど約90点を展示いたします。ポップ・アートを中心に、ミニマル・アートやグラフィティ・アート、そして最近作まで、現代アメリカ美術をお楽しみください。

 

「かながわの記憶 報道写真でたどる戦後史」

2010年08月31日

巨大都市をかかえ、人口900万人を超える神奈川。

戦後の復興はめざましく、急速に都市開発が進み、風景、暮らし、文化などは大きく様変わりしました。

本展では、今年2月1日に神奈川新聞社が創業120周年を迎えたことを記念して、戦後の激動の時代から現代まで、神奈川県内で起こったさまざまな出来事を、神奈川新聞の写真や記事など約250点で紹介します。

記者たちが目撃し、切り取って綴ってきたこれらの写真・記事から、神奈川がどのように揺れ動いてきたのか、そしてどのように移り変わってきたのか。

次世代に語り継ぐべき"奇跡の復興と激動の記録"から神奈川の「今」を映し出します。

会期中に関連イベントとして、江川紹子氏の講演会(9/26)、神奈川新聞社記者による新聞講座(10/2)を開催します。

 

神奈川県立金沢文庫80年仏像のみかた

2010年08月27日

金沢文庫には、隣接する金沢北条氏の菩提寺である称名寺やその子院に伝来した、数多くの仏像が保管されています。

本展では、金沢文庫が神奈川県立80周年を迎えるにあたり、これら保管している仏像の名品を一堂に会し、関連する工芸品や古書・古文書等を展示いたします。展示に当たっては、近年盛り上がりをみせる仏像ブームなども考慮して、個々の仏像の造像背景や伝来、製作技法や見所等について、わかりやすく説明文にてご案内します。

 

「太郎の祭り」展 川崎市岡本太郎美術館 7/17(土)~

2010年07月13日

青森の荒馬や秋田のなまはげ、長野の御柱祭など、岡本太郎が全国で見た祭りの写真を展示します。特に今回の展示では、岡本太郎の視線を重視し、一枚ごとに焼いた写真以外に、フィルムのまま連続でもプリントし、太郎の視線の動きを展示します。一瞬一瞬を捉えた写真の連続が祭りの躍動感を伝えます。会場内では、写真に併せて今に受け継がれる祭りを、映像でも紹介し、祭りの歓喜を伝えます。また、太郎の絵画や彫刻も展示し、イベントとして実際に岩手の鹿踊りや鬼剣舞の踊りも紹介します。

 

夏の特別企画 まつり-人々のつどい、にぎわい-

2010年07月11日

神奈川県立歴史博物館では、夏の風物詩「まつり」をキーワードとして、関連した資料や・作品をご紹介する特別企画を開催します。

「まつり」に関する、絵画・浮世絵・絵葉書をはじめ、各時代の祭祀儀礼や習俗の資料などを通して、当時の日常の暮らしを読み取ります。
今回、初めての試みとして、常設展示スペースを利用した企画展示を実施します。期間中も通常通りの常設展示を行いますが、その各所に特別企画のテーマに沿った資料・作品を展示します。
かながわの歴史と古今東西のまつりとを併せて展示する試みで、常設展示スペースの魅力を再発見していただきたいと思います。

 

企画展「一枚マンガのいきもの地球展」 日本新聞博物館

2010年07月06日

東京新聞と日本新聞博物館は、新聞紙面などの第一線で活躍する漫画家やイラストレーター32人が書き下ろす64点を集めた「一枚マンガのいきもの地球展」を開催します。今年は、国連が定める「国際生物多様性年」。名古屋市では10月に「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)があり、たくさんの生き物がつながりあって生きていくため、各国首脳が知恵を出し合います。

本展では、原画のほか、高さ2メートルのカラフルな大型バナーなど、生物多様性を知るためのヒントとメッセージがつまった作品を展示します。

 

芳澤一夫「心の色 心の像」 箱根・芦ノ湖 成川美術館

2010年07月05日

色彩画家・芳澤一夫は、これまでの日本画の常識とは全く異なる立場からの夢の表現者です。たとえばギリシャ神話をイメージして壁画のごとき造形を目指すその素朴な表現は、写実画の約束を断ち切って自在に想像力を飛翔させます。

 

黒光茂明「花の移ろい」 箱根・芦ノ湖成川美術館

2010年07月05日

東京の伝統美に沈潜しながらも、新しい感覚で花や植物をとらえた花鳥風景画が黒光茂明の世界です。清冽にして細密な筆致で花の儚さを謳い上げ、その憂いのある表情は、深い陰影に富んでいます。軸作品も展示します。

 

柳沢正人「世界遺産を描く」 箱根・芦ノ湖成川美術館

2010年07月04日

日本画でありながら、イタリアを中心に、主にヨーロッパの風景を描いてきた柳沢正人が、世界遺産をテーマに分割画面という意欲的な洋風日本画に挑戦します。

 

ポーラ美術館の日本画-2期「杉山寧 晩年の大作<洸>を中心に」

2010年06月14日

ポーラ美術館初の日本画展となる本展覧会では、収蔵作品の中から約120点を1期・2期に分け、当館の日本画コレクションを総覧いただきます。

 なかでも43点を数える杉山寧(1909-1993)の絵画コレクションは日本最大級のもので、見どころのひとつです。展覧会では、日本画の近代化に尽くした横山大観(1868-1958)をはじめとして、叙情的な作風でヨーロッパ風景を描いた東山魁夷(1908-1999)、人間の精神性を追究した髙山辰雄、(1912-2007)、写実と抽象を組み合わせた構図や厚塗りのマティエールを追究した杉山寧、仏教伝来とシルクロードをテーマに描き、文化財保護にも尽力した平山郁夫(1930-2009)などの作品を通して、近現代の日本画を振り返ります。

 

ブルーノ・ムナーリ展-アートの楽しい見つけ方-<横須賀美術館>

2010年06月09日

ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、絵本の制作、子どものための造形教育など多岐にわたる分野で活躍し、独創的でユーモアあふれる作品を世に送り出したイタリアのアーティストです。機械は役に立つものという原則を逆手にとった《役に立たない機械》、色や手触りの違う紙を使って夜の闇や早朝の草原の輝きを描いた《暗い夜に》などの有名な絵本、折りたたむことのできる彫刻、素材によって異なる光の透過性を遊びながら知ることのできる遊具の考案など、ムナーリの仕事はとどまるところを知りませんでした。

 アートは、鑑賞の対象であるだけでなく、メッセージを伝える手段でもあり、想像力を刺激するきっかけでもあり、何よりも楽しめるもの。ムナーリは、人が豊かな生活を送るための'アート'を様々なかたちで発表しました。

本展では、展示コーナーのほかにムナーリの遊具などで遊ぶことのできるコーナーも設け、約200点の作品や資料を通じ、ムナーリその人や作品の持つメッセージ、魅力をご紹介いたします。

 

華麗なる能装束-稔りの季(みのりのき)/シルク博物館

2010年06月09日

展示内容 ・能装束:約45領 ・鬘帯・腰帯:約60点 ・能面 ・関連写真

講演会:6/5(土)、6/19(土)、7/3(土) 午後2時~3時30分
     講師 山口 憲(山口能装束研究所)
作品解説:7/10(土)、8/21(土)、8/29(日) 午後2時~3時30分
     講師 山口朋子(山口能装束研究所)

主催 シルク博物館
協力 山口能装束研究所


    

 

菅野圭介展 色彩は夢を見よ<横須賀美術館>

2010年05月06日

戦前の独立展に彗星の如くあらわれ、独特の色彩感覚で人々を魅了した洋画家・菅野圭介(1909-1963)の画業をふりかえります。

1935年ヨーロッパに渡り、フランス南東部・グルノーブル在住の画家フランドランの教えを受けた菅野は、帰国後の1937年、独立美術協会展に出品した<フランダース古城>(本展出品)によって注目され、児島善三郎らの賞賛を浴びます。戦争の時代にも個性的な画風を失わず、1943年には会員に推されました。
戦後、互いの才能を認め合った三岸節子と別居のまま結婚を発表、世間の耳目を集めました。5年にわたる「別居結婚」が終わるころ、南米・ヨーロッパを巡遊した菅野は、帰国後第2の充実期を迎えます。のちに葉山にアトリエを構えますが、まもなく病のため53歳の若さで世を去りました。
菅野の作品は、単純化された構図と、数色に限定された色彩の調和に秀でた個性を持つばかりでなく、東洋的、浪漫的といわれる深い詩情を感じさせます。
今回の回顧展は、近年発見された作品を含め、画業の全貌を展望するものです。

 

第4回現代作家展開催中(湯河原美術館)

2010年04月25日

町立湯河原美術館では、町民の文化活動に寄与すると共に、将来有望な作家に発表の場を提供することを目的に「現代作家展」を開催いたします。

ジャンルを問わず3組のグループ、個人が制作した作品を企画展示室に展示します。

大成恵展 4月1日~4月27日
 町内に私設美術館とアトリエを構え、命の光をテーマに制作を続ける女流画家の大作展。
はっ・とび展 4月29日~5月25日
 院展で活躍する伊藤髟耳氏を中心にした研究会から生まれた12名の日本画家によるグループ展。
竹田佐知子展 5月27日~6月28日
 テンペラと油彩による古典絵画技法で表現された内なる光と外光をまとわせた夢ある空間。

*はっ・とび展メンバーによるワークショップ開催染ます。*参加者募集中
①「岩絵具でカードを作ろう」5/2(日)13:30~15:30
 対象:小学生以上(低学年生は保護者同伴) 募集:12名 参加費:400円
②「音からイメージする形を土と砂で表現しよう」5/9(日)13:30~15:30
 対象:一般 募集:10名 参加費:500円
③「身のまわりのもので絵手紙を描こう!」5/16(日)13:30~15:30
 対象:高校生以上 募集:15名 参加費:400円

 

武家の都 鎌倉の茶

2010年04月22日

鎌倉の武家文化が育んだ喫茶文化は、西大寺長老叡尊の鎌倉下向の時期にはじまる。

今回の展示は、明恵の高山寺茶園や京都の権門寺院が継承した平安時代以来の喫茶文化(煎じ茶)、院政期に輸入されて鎌倉時代に本格的に展開しはじめた点茶(粉末茶)の文化、喫茶文化の地方への波及など、武家の都鎌倉を中心とした鎌倉時代の喫茶文化を展示します。

 

湯河原美術館「新緑の譜~春から夏へ」開催中!

2010年04月20日

町立湯河原美術館平松礼二館では、企画展「新緑の譜~春から夏へ」を開催しております。
平松画伯は、青年時代は運河や墓標など社会性の高い作品を多く描いていましたが、鎌倉に転居してから自然に囲まれ、肌で感じる自然の息吹や彩りに一層の関心を持つようになり、画趣が変化していきました。
本展では、現代の日本画において、伝統の色と形を華麗に展開する平松画伯が、春から夏へと移りゆく自然の美しさ瑞々しさを描いた作品約20点を展示します。

 

ヨーロッパ貴族の至宝 レースとレース・グラス展

2010年04月16日

16世紀頃、王侯貴族の衣服の襟元や袖口を美しく飾ったレース編みの流行は、当時富の象徴であったヴェネチアン・グラスにも深く影響しています。その繊細さをガラスで表現したいとの想いからレース・グラスという新たな技法が誕生し、その美しさは「ガラスの貴婦人」とも称され、瞬く間に王侯貴族たちの垂涎の的となりました。
本展では、ヨーロッパ貴族に愛されたレース編みとレース・グラス約100点を、その文化的背景やエピソードとともにご紹介します。

 

ペルシアシルク絨毯の世界/シルク博物館4/24(土)~

2010年04月15日

シルク博物館(横浜市中区山下町1番地)では、4月24日(土)より「ペルシア絨毯の世界-シルクロード浪漫-」を開催します。
本展では、イランを代表するもっとも豪華絢爛かつ長い歴史を持つ絹製のペルシア絨毯等を約100点一堂に展示紹介します。
今回は特に、初めて国外展示されるイラン国立絨毯博物館所蔵の豪華絢爛なアンティークのペルシア絨毯や特別展示として展示される、大変貴重な京都の祇園祭南観音山懸装ペルシア絨毯など見所満載です。ぜひご覧ください。

 

特別展「戦国の城と馬」/馬の博物館

2010年04月15日

猛々しい馬にまたがった武士が刀を手に敵陣へ突撃するなどという合戦のイメージは、軍記物語や絵画・版画類によって具体化され、人口に膾炙(かいしゃ)するようになりました。
ところが、戦国時代の人々の日常生活については、それほど知られているわけではありません。
馬についても同様です。
軍記や絵画などは、ほとんどが江戸時代中期以降になって作られたものであり、いわば想像の世界とでもいえるものです。今回、馬の博物館では発掘調査により出土した馬骨や、戦国大名が発した文書、江戸前期に戦国のようすを描いた絵画などにより、物資を運ぶ駄載馬、合戦をはじめとする乗馬や、馬と人との生活について具体的にご紹介していきます。
*会期中に展示替えがあります。
*5月5日(祝)「馬とあそぼうこどもの日」入館無料、馬にかかわるイベントがいっぱい!

 

朝鮮戦争から60年戦場の記録-N.Y.デーリー・ニューズ写真コレクションよりー

2010年04月09日

1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は、多くの爪跡を残したまま、60年を迎えるいまも朝鮮半島は北と南に分断され、休戦状態が続いています。<div>共同通信社がデーリー・ニューズ社(ニューヨーク)から入手した約2万9,000点にのぼる戦争報道写真のコレクションは、アメリカの報道機関が撮影・保存していた貴重な写真です。</div><div>本展では、このデーリー・ニューズ写真コレクションから、朝鮮戦争に関する写真約200点を展示し、戦争の勃発から、国連軍の仁川上陸、中国人民義勇軍の参戦など、休戦協定が結ばれる1953年までの約3年におよぶ朝鮮戦争の歴史をたどります。</div><div>戦場の兵士たち、同胞が敵と味方に分かれて向かい合う戦場、破壊された町、戦禍を逃れる難民、戦時下に生きる市民の姿をとらえたこれらの写真は、過酷な戦争の現実を伝えています。

 

進水80周年・公開25周年記念展覧会「帆船日本丸と世界の港展」

2010年04月07日

帆船日本丸は今年、進水から80周年、横浜での公開25周年を迎えました。

1984(昭和59)年に現役を引退するまで、太平洋を中心に訓練航海をおこない、育てた船員は約11,500名にのぼります。遠洋航海では、ハワイやサンフランシスコ、バンクーバーなどを訪れ、日本丸は寄港地で大きな歓迎を受けました。記念行事や船内公開などを通して、実習生と乗組員は各港の人々と交流を深めていきました。
引退後の日本丸は横浜に誘致され一般公開されています。
横浜では、市民や観光客、そして日本丸にかかわる多くのボランティアの力で、港湾都市横浜のシンボルとして愛され続けています。
今回の展覧会ではさまざまな資料から日本丸と世界の港、そこでの人々との交流、そして横浜での市民やボランティアとの交流を紹介します。

 

「前衛下着道-鴨居羊子とその時代-」 岡本太郎・今東光・司馬遼太郎・具体美術協会

2010年04月02日

1950年代の大阪で、鴨居羊子という一人の女性が新聞記者から下着デザイナーに転身し、「チュニック・COCO」という会社を作り、白いメリヤス下着しかなかった時代に、カラフルな下着をデザインしました。

また、新作発表をダンスホールや劇場で「チュニカショー(下着ショー)」と称して行うなど、従来の下着・ファッション業界の常識を覆していきました。

本展では、鴨居羊子と同時代に触発し合った才能ある人たちとの関係も探りながら、多彩な才能を発揮した鴨居の表現した「言葉」や「絵画」や「下着」を中心に紹介しながら、彼女を励まし、支えてきた小説家・今東光や司馬遼太郎そしてデザイナー・早川良雄の資料も展示します。また、鴨居が尊敬し関わった岡本太郎や写真家・細江英公、井上博道が撮影した鴨居のポートレートや彼女が作った下着や人形たちの写真も併せて紹介します。

 

彩色立面図に見る日本の近代建築-後期 銀行建築編-

2010年04月01日

横浜開港と同時に外国文化摂取の窓口となった神奈川県域には、現在も多くの近代洋風建築が遺り、全国各地にも明治・大正・昭和戦前期に建てられた歴史的建造物は数多くあり、近年こうした近代建築や近代化遺産(産業遺産)への関心が高まりを見せています。

本展では、岡義男氏が描いた日本銀行本店など全国各地の銀行建築の彩色立面図とその関係資料を展示します。それぞれに個性的な60件の建物から、近代建築の魅力を感じ取っていただきたいと思います。

 

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